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Antoine Lepetit de la Bigne (La Pierre Ronde)

アントワーヌ・ルプティ・ド・ラ・ビーニュ(ラ・ピエール・ロンド)

アントワーヌ・ルプティ・ド・ラ・ビーニュ(ラ・ピエール・ロンド)の写真1 アントワーヌ・ルプティ・ド・ラ・ビーニュ(ラ・ピエール・ロンド)の写真2 アントワーヌ・ルプティ・ド・ラ・ビーニュ(ラ・ピエール・ロンド)の写真3
URL https://www.lapierreronde.com/
設立 2021年
本拠地 Beaune(ボーヌ)
当主 Antoine Lepetit de la Bigne(アントワーヌ・ルプティ・ド・ラ・ビーニュ)
畑の総面積
資料提供


❦ 詳細・歴史

ワイン界きっての「超エリート頭脳」と「ビオディナミの豊富な現場経験」を併せ持つ、異色の天才醸造家アントワーヌ・ルプティ・ド・ラ・ビーニュは、もともとワイン家系の出身ではなく、フランスの理工系最高学府であるエコール・ポリテクニークで分子生物学を修めた秀才です。その後、大企業の経営コンサルタントとして働いていましたが、ワインへの情熱を断ち切れず転身。農学、ブドウ栽培学、そして国立醸造士の資格(DNO)を取得しました。

2005年: アルザスのビオディナミの巨匠「ドメーヌ・ザインド・ウンブレヒト」で研修。

2007年〜2015年: ピュリニー・モンラッシェの至高のドメーヌ「ドメーヌ・ルフレーヴ」で8年間、醸造長(技術責任者)を務める。アンヌ・クロード・ルフレーヴの右腕として、最高峰の白ワイン造りとビオディナミを統括しました。

ルフレーヴを離れた後は、国際的なオーガニック・ビオディナミのコンサルタントとして数々の名門ワイナリーを導き、著書『ビオディナミ・ワインの35の疑問』は日本をはじめ世界中で翻訳されています。

そして2021年、満を持してコート・ド・ボーヌの中心部に自身のワイナリー「ラ・ピエール・ロンド(La Pierre Ronde)」を設立し、自身の名前を冠したワイン造りをスタートしました。



❦ 畑

アントワーヌは自社畑の拡大も進めていますが、長年ブルゴーニュの最前線でコンサルタントとして働いてきたネットワークを活かし、「信頼できる優れたブドウ栽培家」から極上のブドウを購入するネゴシアン・スタイルをベースにしています。

徹底したビオディナミ/オーガニック: 購入するブドウは、彼が熟知している有機栽培またはビオディナミ農家のものが中心です。

多様なテロワールの表現: ブルゴーニュ・アリゴテやコート・ドールの広域クラスから、ムルソー(レ・ペルショ、レ・マルポワリエ)、ラドワ 1er クル、ポマール、さらには特級クロ・ド・ヴージョまで、非常に幅広いキュヴェを手がけています。テロワールの個性をそのまま引き出すため、安易なブレンドはせず、区画ごとのキャラクターを重視しています。


❦ 醸造

醸造スタイルは、「極力人の手を加えない自然なアプローチ」でありながら、科学者としての精密なバックグラウンドに裏打ちされた、「極めてクリーンで精密な造り」が特徴です。

天然酵母による自然発酵: 人工的な培養酵母は一切使用しません。

多様な器の使い分け:
伝統的な228リットルの古樽のほか、ワインに過度な化粧をさせない350リットルの大樽、そしてアンフォラ(テラコッタ製の壺)を巧みに組み合わせます。例えば、一部のアリゴテではアンフォラでのマセラシオン(果皮浸漬)を行い、独特の塩味と複雑味を引き出しています。

ミニマルな介入:
発酵・熟成中や瓶詰め時のSO2(亜硫酸塩)の添加は必要最小限、もしくは無添加(サン・スフル)に留めます。また、清澄は行わず、軽い濾過(ろ過)のみで仕上げられます。

ビオディナミ・カレンダーの遵守:
瓶詰めのタイミングは、月の満ち欠けや天体の動きに合わせたビオディナミ・カレンダーの「果実の日」を厳格に選んで行われます。
ブルゴーニュの次世代を担うミクロ・ネゴシアンとして、近年非常に注目を集めている生産者。