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Domaine Sérafin Père et Fils

ドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィス

ドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィスの写真1 ドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィスの写真2 ドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィスの写真3
URL
設立 1947年
本拠地 Gevrey-Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタン)
当主 Christian Sérafin(クリスチャン・セラファン)
畑の総面積 5.3ha


❦ 詳細・歴史

ドメーヌ・セラファンは新樽の魔術師の異名を持つジュヴレ・シャンベルタン村のパーカー5つ星生産者。

ドメーヌはクリスチャン・セラファンの父スタニスラス・セラファンによって設立。スタニラス・セラファンは1930年に妻と共にジュヴレ・シャンベルタン村に移住してきたポーランドの木工職人でしたが当時フランスの移民法上、木工職人を続ける事が出来ずワイン造りを始めます。

しかし第二次世界大戦によってヴィニュロンとしての仕事を中断し1940年Polish Independent Highland Brigade(フランスで出来たポーランド軍隊の1つ)に入隊。1940年の6月に停戦協定が結ばれるとジュヴレ・シャンベルタンに戻ろうとしましたが、村の近くまで来たところで捕まりフランクフルトへ送られてしまいます。結局第二次世界大戦が終わる1945年までジュヴレ・シャンベルタン村に戻る事は出来ませんでした。

村に戻ってきたスタニスラスの最初の仕事は、現在同じくジュヴレ村にドメーヌを所有するイタリアからの移民リヴェラ家との親睦を深めた事から始まります。そして村の他の生産者たちの指導などの恩恵を受けスタニスラスは独学でワイン造りを行いリヴェラ家のブドウを栽培する事で遂にドメーヌを形成する絶好の機会を得ました。

その後は不動産弁護士を勤めるリヴェラの義理の息子のサポートもあり、終戦後放棄された畑などを非常に安く購入、ドメーヌ・セラファンを設立します。1950年〜1960年の間にはジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・カズティエの下に醸造所とカーヴを建て息子クリスチャンも1957年よりドメーヌに参入。始めはネゴシアンなどにバルク売りを行っていましたが徐々にドメーヌ元詰めを開始し1987年には100%ドメーヌ元詰めに移行しました。

ドメーヌ・セラファンの特徴は何と言っても高い新樽率。ブルゴーニュ・ルージュでさえ50%、村名70%、村名V.V.以上は100%使用します。しかしスタニスラス、クリスチャンともに畑仕事の細部にまでこだわった有機農法によって古樹のブドウから低収量のブドウを収穫する事からその高い新樽率にも負けない力強く凝縮した果実味を獲得。セラーで寝かせる楽しみを味わえる長期熟成型ワインが造られています。こうして造られる高品質なワインは当然多くのフランス3ツ星レストランにオン・リストされ、世界中の評論家からも高い評価を得ている、名実共にジュヴレ・シャンベルタン村を代表する生産者です。

近年ではクリスチャンが定年を迎え当主は姪のフレデリック・バショテに変わりましたがクリスチャンも未だ指導を行いながら現場に立っています。

世代交代が進むセラファンのワインですが近年のワインは非常に洗練されており若いうちに飲んでも楽しめる滑らかな質感を有しています。


❦ 畑

Not Available...


❦ 醸造

Not Available...


❦ 関連生産者

Tilleuls(ティユル)【リヴェラ家のドメーヌ】