Olivier Bernstein
オリヴィエ・バーンスタイン
❦ 詳細・歴史
オリヴィエ・バーンスタインは2007年設立したマイクロ・ネゴシアン。
ロワール地方トゥーレーヌ出身のオリヴィエ・バーンスタインですが祖父、父親はクラシック音楽系の仕事に携わるなどワインとは無関係の出自で、自身も異なるキャリアを積んでいましたがワイン造りへの情熱が芽生えた事をきっかけにボーヌで栽培、醸造を学びます。
35歳となった2002年にはルーション地方トータヴェルに8haの畑を購入。マ・ド・ラ・ドゥヴェーズを設立すると生み出されたワインはピエール・ガニェール、マルク・ヴェラ、タイユヴァン、ルドワイヤンなど錚々たるグラン・メゾンにオン・リストされ成功を収めました。
2002年短期間ながらもアンリ・ジャイエとともに働いた経験を持つバーンスタインはルーション地方で成功を収めるも、やはりブルゴーニュでのワイン造りに対する想いを諦める事が出来ず2007年にブルゴーニュに戻りネゴシアン・ビジネスを開始します。
プルミエ・クリュ、グラン・クリュにフォーカスしたマイクロ・ネゴシアンとしてファースト・ヴィンテージをリリースしてすぐにアラン・メドゥ、アントニオ・ガローニ、ジャンシス・ロビンソンなどのワイン評論家から高い注目を集めましたがその評価は年々上昇しており、既に一流生産者への仲間入りを果たしていると言っても過言ではないでしょう。
栽培、醸造責任者はベルナール・デュガの甥に当たるリシャール・セガンが担当しています。
❦ 畑
シャンポーとマジ・シャンベルタンに小さな畑を所有していますが基本的には畑は契約。バーンスタイン氏は“優れたワインは優れたブドウから出来る”と言う信念の元栽培は化学薬品を使用せず必要な時にのみ使用を許可するリュット・レゾネで、畑の大部分が樹齢40年、その殆どが60〜80年の古木というネゴシアンとは思えない程贅沢な環境を揃えています。
❦ 醸造
選果を伴い手摘みで収穫後、ジュヴレ・シャンベルタンにあるワイナリーで2度目の選果。醸造はヴィンテージ、区画、ブドウの品質に応じて最適な手段を用い、樽職人であるステファン・シャサンがワインの出来に合わせて樽のローストを決定しています。