シチリアで注目の産地、エトナワイン入荷!

シチリアで数年前から注目の産地エトナ
もともとエトナに住んでいなかった外部の醸造家、栽培家が活発に参入していることから、高品質ワインの可能性が極めて高い場所です。

 

シチリアでは2000年代前半までは、国際品種を使ったワインが注目されていましたが、後半から地元の品種を使ったその土地固有のテロワールを表現したワインが注目されるようになりました。これも時代の流れですねー。エトナは火山性の大地がもたらすミネラル、海の影響、標高の高さなどから、南の産地としてはフレッシュで酸味のクリーンなワインを造り出すことができます。

今回入荷したのはまさにそんなワインです。

テヌータ・ディ・フェッシーナ Tenuta di Fessina

 

◎ワイナリーについて
テヌータ・ディ・フェッシーナは、2007年に、トスカーナの生産者Villa Petriolo(ヴィッラ・ペトリオーロ)のオーナー、シルヴィア・マエストレッリが土地を購入たことから始まった、まだ歴史の浅いワイナリーです。このワイナリーには、長年ピエモンテの「ガヤ」で栽培責任者を務めたあと独立し、各地で栽培、醸造コンサルタントをしているフェデリーコ・クルタス氏が手がけています。

畑は、カスティリオーネ・シチリア村のロヴィテッロ地区にあります。土壌はすべて火山性土壌。ここは標高は550メートルとそれほど高くはないですが、エトナのなかでは冷涼な気候のため、やや細身のフレッシュでエレガントなワインを生み出すことができます。

 

 

アプッダーラ・エトナ・ビアンコ2011

品種:カリカンテ100%
D.O.C etona

カリカンテは、カタルーニャ地方ではカタラットとブレンドされることが多いブドウです。エトナのカリカンテはミネラリーで繊細。リースリングのような鉱物的で引き締まった爽やかな印象がありつつ果実のボリュームもあるので、冷やしてすっきり楽しむこともできますし、やや温度を上げて肉料理にも合わせられる懐の深いワインです。

 

a'puddara 2011 tenuta di Fessina etona

a’puddara 2011 tenuta di Fessina etona

◎評価
ヴィーニ・ディタリア(Vini d’Italia)3年連続トレビッキエリ受賞
ワイン&スピリッツ2013年度トップ100ワイナリーに選出
ワイン王国2015年11月号で宮島勲氏が選ぶ今飲むべきイタリアワイン100に選出
ワイナート68号95pt(2009年ヴィンテージ)

※宮島勲氏

イタリアで活躍するジャーナリスト。ワイン専門誌を中心にイタリアと日本でワインと食についての執筆活動、セミナー講師などをつとめる。イタリアではエスプレッソ・イタリアワインガイドの試飲スタッフ、ガンベロ・ロッソ・レストランガイドの執筆スタッフを務めている。

 

ラエネオ IGT ネレッロ・カプッチョ 2011

◎品種:ネレッロ・カプッチョ100%
ネレッロ・カプッチョは、濃いめの色合いの、果実味の豊かなブドウでタンニンはソフトです。ネレッロ・マスカレーゼの補助品種として使われることが多く、単一のワインはある意味希少です。
ラエネオは、カリカンテ南部のサンタ・マリア・ディ・リコディアの畑南面の小粒のブドウを使っています。発酵はステンレスタンクで、8〜9日と短く、ブドウ本来の力とテロワールを大切にしたワイン造りをしています。フレッシュでジューシーな果実味と胡椒やスパイスの香りを持つチャーミングなワインです。

laeneo tenuta di fessina2011

laeneo tenuta di fessina2011

評価
ヴィーニ・ディタリア(Vini d’Italia)でドゥオ・ヴィッキエリ受賞
ワインアドボケイト91点
ワイナート68号80pt

 

 

(ワイナート68号参考にしました)
winart DSCF2782

 

 

 

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