シャルドネ主体のエレガントなフランチャコルタ
シャンパーニュに継ぐ高品質なスパークリングと言われているのがフランチャコルタ。
北イタリアのロンバルディア地方(首都はミラノ)で、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られるスパークリングワインです。
シャンパーニュに継ぐと言いましたが、最低熟成期間は、25ヶ月でそのうち18ヶ月間は二次発酵後の瓶内で熟成させなければならないので、法律的にはシャンパーニュより手間がかかっています。(シャンパーニュは最低12ヶ月の瓶内熟成)
そのため、「フランチャコルタは地域全体の品質が高い」というイメージがあります。
シャンパーニュより、南の産地のため、酸味がやわらかく、よりフルーティでフローラル。ブラインドで比べて飲んでみると、シャンパーニュの硬質な味わいよりもこちらが好きな人もいます。
ちなみに、イタリアが弱いので
ロンバルディアのD.O.C.Gをちょっと復習してみました。
Franciacortaフランチャコルタの他に、
Sforzato di Valtellina スフォルツァート・ディ・ヴァルテッリーナ
Valtellina Superiore ヴァルテッリーナ・スペリオーレ
Oltrepo’ Pavese Metodo Classico オルトレポ・パヴェーゼ・メトド・クラシコ
となっていました。
この地方は、瓶内二次発酵のスパークリングとキアヴェンナスカ(ネッビオーロ)から造られる赤ワインが有名ですね。スフォルツァートは、キアヴェンナスカで造ったアマローネのようなもので、かなりこくのあるしっかりとした赤ワインです。オルトレポ・パヴェーゼの泡はいつのまにか、D.O.C.Gに昇格してたんですね。
D.O.Cは、10年前と比較すると、いつのまにこんなに増えていたのかーとびっくりします。
Terre di Franciacorta(デッレ・ディ・フランチャコルタ) ※スティルワイン
Valtellina Rosso(バルッテリーナ・ロッソ)
Rosso di Valtellina(ロッソディ・バルッテリーナ)
Garda(ガルダ)
Garda Bresciano(ガルダ・ブレーシャーノ)
Colli Garda Mantovan(コッリ・ガルダ・マントヴァーニ)
Lugana(ルガーナ)
Oltrepo Pavese(オルトレポー・パヴェーゼ)
イタリアのD.O.Cを把握するってのは、、なかなか先が長いなあ〜
さて、本日ご紹介するアンティカ・フラッタは、ステンレスタンクで一次発酵させた後、24ヶ月瓶の中で澱とともに二次発酵させます。シャルドネ主体のエレガントに旨味をともなった完成度の高いスタイルのため、フランチャコルタの宝石と称されています。
アンティカ・フラッタ(Antica Fratta)フランチャコルタ・ブリュット N.V
地方:イタリア、ロンバルディア地方
品種:シャルドネ 90%、ピノ・ネーロ 10%
税抜価格:4,000円
生産者情報:Antica Fratta