ドメーヌ・メオ・カミュゼ2014ヴィンテージ

今月はフィネスさんからブルゴーニュの一流生産者たちの最新ヴィンテージが入荷しましたが、最初のご案内はルーミエのセット販売が中心となっていたのと、フィネスさんが開催した試飲会にも参加した為改めてご案内致します。

今日ご紹介するのはドメーヌ・メオ・カミュゼ。

言わずと知れたヴォーヌ・ロマネを代表する生産者の一人で、リシュブールやクロ・パラントゥー、オー・ブリュレなど優れた区画を所有しています。

ドメーヌものとネゴスものを手掛けていますが、正直品質に差を感じた事がないくらいネゴスもののレベルが高いです。違いと言えば区画の違いくらい。

ドメーヌものは先にも述べたように凄く良い区画ばかりなので少しお値段が上がりますがネゴスものは低価格レンジからあるのも魅力的です。

試飲会では4種類試飲出来ましたが、2014年ヴィンテージらしい柔らかい果実味と綺麗な酸、メオらしい樽香のバランスが良く、ここ数ヴィンテージのうちで最も近づきやすい印象です。

プルミエ・クリュ・クラスでも今飲んで十分楽しめます。

しかしメオは本当外れる事が無いくらい何飲んでも高いレベルで安定していますね。

後はいつ飲むかとヴィンテージの好みで決定すればいいだけなのでありがたい生産者です。

これが超一流たる所以なのでしょう。

価格は通常価格で記載していますが会員価格はかなりお得なので是非チェックしてみてください。

まずはネゴスものからご紹介。

ネゴスものの中でもとりわけ高い人気を誇るメオのムルソー。

メオにかかれば赤も白も関係ありません。

ムルソーらしいミネラルと豊満な果実味にメオらしい端正さがうまく融合した1本。

フィサンを代表する区画ペリエール、クロ・ナポレオンに隣接するクロ・デュ・シャピトルもフィサンの優れた区画。力強く率直な黒系果実に程よいミネラル。程よい酸が力強い果実を支えており、長期熟成も可能です。

えー、ネゴスもののニュイ・サン・ジョルジュですがいまいち情報がつかめていません。

情報が明確に取れ次第改めて記述させて頂きます。すみません。

続いてドメーヌもの。

クロ・パラントゥー上部の区画レ・バローとレ・ショーム下部の区画レ・コミューンのブドウを用いた村名。メオを知る為のスタンダード・アイテムですが非常に高い人気を誇るため、なかなか手に入らないのが難点です。

レ・ボードはニュイ・サン・ジョルジュの北側、ヴォーヌ・ロマネのプルミエ・クリュ・マルコンソールの南に隣接する区画。そのため、ニュイ・サン・ジョルジュらしい力強さよりはヴォーヌ・ロマネに似たエレガントさがあります。

ヴォーヌ・ロマネの典型とも言えるフィネスとエレガンスを兼ね備えたレ・ショーム。ヴォーヌ・ロマネのプルミエ・クリュ・マルコンソールの東側、ニュイ・サン・ジョルジュとの境にある区画です。同じプルミエ・クリュのオー・ブリュレ、クロ・パラントゥーに比べて早くから楽しめます。

試飲会で出ましたがもうこれで十分満足できるレベルでした。375mlボトルです。

リシュブールとレ・ボーモンに挟まれたヴォーヌ・ロマネの偉大なプルミエ・クリュの１つ。

力強く凝縮感のある果実味に“ブリュレ”の名前らしいスパイスが特徴的。

重厚感のあるワインですが決して嫌らしさがなく非常にバランスの取れた仕上がりでグラン・クリュ・クラスの1本。

シャルルマーニュの区画に程近い場所に位置するヴィーニュ・オー・サン。

コルトンの中ではタンニンが穏やかで、繊細かつチャーミングな果実味が堪能できます。

コルトンでも著名なクロ・デュ・ロワに隣接した区画で、典型的なコルトンとも言える引き締まったタンニンが特徴的で、長期熟成に向いたワイン。

メオのコルトンの中で最も北、ラドワ・セリニー側にある区画。フローラルかつエレガントでしっかりとした骨格のあるコルトンが出来上がります。