フランス国内でも入手困難な新星ラングドック・ワイン

今日はラングドックの新星クロ・ド・ラ・バルタサッド(旧ドメーヌ・ド・ラ・バルタサッド)の新着アイテムが入荷したのでご紹介します。

昨年メイユール・ヴァン・ド・フランス誌でディスカバリー・オブ・ザ・イヤーを獲得したのに続いてベタンヌ誌2018年度版でレ・グラヴェットが2018年のラングドック・ワインに選出されました!!

ファースト・ヴィンテージをリリースしてからまだ3ヴィンテージしか経っていませんがフランス2大誌から絶賛され、蔵元は常に完売という今最も旬なラングドック・ワイン。

フランスのショップでも本数制限が設けられるほど入手困難なワインになりました。

今回入荷した中には興味をそそられる非常にマニアックなワインも!

以前入荷していたキュヴェも最近飲みましたが非常に良くなっていたので併せて改めてご紹介です。

まずは以前入荷していたアイテム。

 

 

 

2015 I.G.P. Pays d’Hérault Cargadous / Clos de la Barthassade            会員価格3,600円(税抜)

洋梨、レモン・シャーベットに白胡椒、ローズマリー、タイムなどラングドックらしいガリグの力強くフレッシュな香り。ボリューミーな果実味がありますが、ミネラルと酸がボディを引き締めており、まるでブルゴーニュかと思うような酒質が堪能できる仕上がり。近づきやすく熟成も期待出来る最高峰のモダン・ラングドック白ワインです。

 

 

 

2015 Terrasses du Larzac les Gravettes / Clos de la Barthassade         会員価格3,600円(税抜)

バルタサッド上級キュヴェの1つ。グルナッシュをメインにしたシャトーヌフ・スタイル。

ブラック・チェリー、乾燥したハーブ、ブラック・オリーヴにリコリス、ペッパーなど複雑かつフレッシュな香り。何層にも重なる複雑かつ凝縮感のある力強いボディとしなやかなタンニンがあり、酸は穏やか。スパイスを思わせるドライな長い余韻が堪能できる高級ローヌに匹敵する傑出したラングドック・ワイン。

 

 

 

2015 Terrasses du Larzac les Ouvrées / Clos de la Barthassade           会員価格3,780円(税抜)

同じく上級キュヴェの1つ。こちらはシラーをメインにムールヴェードルとグルナッシュのブレンド。

シラーはバリックと卵形タンク、ムールヴェードルとグルナッシュはバリックで15〜18ヶ月熟成。

黒胡椒,セージなどのハーブに熟したカシスの艶かしいアロマにほのかな樽香。ムルヴェードル由来の力強くもしなやかなタンニンが骨格を作り、熟成ポテンシャルも十分に感じられますが、口当たりはシルキーかつスムースで気品のある印象。ラングドック最高峰とも十分渡り合える甘美な1本。まだ価格が落ち着いている今が買いだと思います。

 

 

続いて新しく入荷したアイテム。

 

 

 

2016 I.G.P. Pays d’Hérault Billes de Grenache / Clos de la Barthassade 会員価格2,970円(税抜)

プラム・ジャム、胡椒、リコリスに甘やかなスパイスの豊満な香り。凝縮した豊かな果実味は、ビユ・ド・グルナッシュ(グルナッシュのビー玉)の名前を見事に体現。フレッシュな酸もあり、しなやかかつフレンドリーな仕上がりで、余韻にはラングドックらしいガリーグが漂います。

年々ボリューミーかつ滑らかになっていますね。

 

 

 

2016 Coteaux du Languedoc Cuvée H / Clos de la Barthassade            会員価格2,880円(税抜)

シラーを主体にグルナッシュとムールヴェードルをブレンドしたバルタサッドのスタンダード・アイテム。フレッシュな黒系果実にラングドックらしいハーブやスパイスの香るスモーキーなアロマ。

熟した豊満な果実に主張的なタンニンがありますが、フレッシュさを失うことなく飲みやすい仕上がりになっています。バルタサッドの入門にぴったりな1本。

 

 

 

2014 Vin de France Blanc de Cinsault / Clos de la Barthassade            会員価格5,220円(税抜)

シャンパーニュで当たり前に行われているブラン・ド・ノワールの方法を用いたサンソー。果皮を取り除くことでサンソーを白ワインに仕上げています。それに加えて樽熟成を行っている最初の12ヶ月〜18ヶ月はウイヤージュ(補酒)を行いません。

そのためジュラのヴァン・ジョーヌのような産膜酵母が形成され、その下で熟成が行われます。酸化由来ののスパイスの香りが出た段階でウイヤージュ(補酒)をし、酸化をストップさせ、更に熟成。これにより若干の酸化がありますが、ヴァン・ジョーヌとは全く異なる個性を手に入れることに成功。唯一と言っていいほど個性的でありながらも複雑かつ上質な仕上がり。

生産量、入荷量ともに少ないですが是非一度は試していただきたいワインです。