フレッシュ&ジューシーな果実味溢れるナチュラル・アルザス
5月に引き続き、アルザスでも最も若い世代のヴァン・ナチュールの造り手
『Louis Maurer / ルイ・モーラー』の新ヴィンテージが入荷しました。
今回は夏にぴったりなスパークリングとアルザス品種のブレンド・キュヴェ“ピュール・スーシュ”、エピセな味わいが癖になるオレンジワインの3アイテムが入荷しました。
時が経つのは早いもので、若干20歳でデビューしたルイ氏も既に28歳。
当店への入荷は 6ヴィンテージめとなりますが、年々味わいは洗練されてきています。
やわらかな果実味溢れるジューシーな味わいは飲み疲れなくスッと身体に溶け込みます。
アルザスワインの残糖度の記載について
消費者の選択を容易にするために、AOCアルザスワインは2021ヴィンテージのワインから残糖度の記載が義務付けられることになりました。
これまでアルザスワインは、特にヴァンダンジュ・タルディヴやセレクション・グレン・ノーブル以外のキュヴェウに関して、どの程度の甘さがあるのかボトルを見ただけでは判断するのが困難でした。しかし、今後は以下の4段階の甘辛度がバックラベルに記載されることになり、購入の際により分かりやすくなることになります。1-2 Sec/Dry: 1リットル当たりの残糖4グラム未満
2-3 Demi-sec/Medium Dry : 1リットル当たりの残糖4グラム以上、12グラム未満
3-4 Moelleux/Medium Sweet : 1リットル当たりの残糖12グラム以上、45グラム未満
4-5 Doux/Sweet : 1リットル当たりの残糖45グラム以上甘辛度の記載は、この4段階のどれかの文字をラベルに直接記載するか、あるいは目盛りの形で対応する甘辛度の下にカーソルを置いて表示することができます。
Louis Maurer
ルイ・モーラー
20 歳でデビューした若さ溢れるナチュール・ヴィニュロン「ルイ・モーラー」は今年27歳になるアルザスで最も若いヴァン・ナチュールの造り手の一人です。彼は醸造学校在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。高校卒業後はカトリーヌ・リスが醸造所を間借りしていたルカ・リーフェルの下で1 年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。2016 年から実家のドメーヌに参画し、当時20 歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名前で3 種類のヴァン・ナチュール(2016 ヴィンテージ)を醸造してデビューしました。
ルイは、カトリーヌ・リスやリエッシュ、パトリック・メイエと非常に仲が良く、頻繁に会ってワイン造りについて意見交換をしています。2018 ヴィンテージからは複数品種を混醸したヴァン・ド・ソワフやピノ・グリをリースリングの果汁で漬け込んだキュヴェなど個性的なキュヴェも造り始めました。彼のワインは欧米のナチュラルワインの愛好家の間で、すくに話題となり、SNS で数多く取り上げられています。
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2022 Pure Souche
ピュール・スーシュ
価格:¥3,960 (税込)
品種:シルヴァネール80%、ピノ・グリ20%
手摘みで収穫したブドウを全房でソフトにゆっくりと圧搾し、品種毎別々にフードル・アルザスシエンヌで野生酵母のみで、ブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せず自発的に発酵。発酵終了後、翌年の春にアッサンブラージュ。その後、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態でマロは発酵と熟成。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時にごく少量のみ添加。
このキュヴェはアルザスの伝統的なエデルツヴィッカーを、ルイのスタイルで現代的に造り上げたものです。ピュール・スーシュとは、フランス語で『純粋な起源』という意味です。30年前、アルザスでは生産量の1/4がエデルツヴィッカーでした。エデルツヴィッカーは友人たちと一緒にビストロやワインバーなどで気軽に楽しむ“ヴァン・ド・ソワフ”でした。その起源に立ち帰って生まれたワインのため、ピュール・スーシュと命名されました。
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2022 Retour aux Sources (Amber Wine)
ルトゥー・オー・スルス(オレンジ)
価格:¥5,060 (税込)
品種:リースリング50%+ピノ・グリ50%
ブドウは手摘みで収穫。ピノ・グリのブドウを果皮ごとリースリングの果汁に漬け込み、約12日間ステンレスタンクでマセラシオン。その後、圧搾して、フードル・アルザスシエンヌで野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せずに自発的に発酵。発酵終了後、引き続き、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態でマロ発酵と熟成。無清澄・ノンフィルター、SO2も無添加で瓶詰め。
このキュヴェは、ルイの祖父のアルベールが、祖父の時代にはアルザスでマセラシオンのワイン醸造法があったとルイに話をしたことから、アイデアが生まれ誕生したものです。ルトゥール・オー・スルスとはフランス語で「ルーツへの回帰」という意味で、祖父の時代への精神的な回帰という敬意を込めて命名されました。
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2021 Crémant d’Alsace
クレマン・ダルザス
価格:¥4,510 (税込)
品種:ピノ・ブラン70%、リースリング20%、ピノ・ノワール10%
手摘みで収穫したブドウを全房でソフトにゆっくりと圧搾し、全ての品種を一緒にフードル・アルザスシエンヌで野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せず自然にアルコール発酵。マロ発酵も自然に実施する。
2021年2月25日にMCRでティラージュして、瓶内二次発酵。24ヶ月のマチュラション・シュール・リーの後、2022年3月6日にデゴルジュマン。SO2は瓶詰め時もデゴルジュマンの際も無添加。ラベル表記はエクストラ・ブリュットになっていますが、ドザージュ・ゼロです。