修道院と地元ワイナリーの協働から生まれた奇跡のワイン。Via Caritatis ヴィア・カリタティス

 

フランス、ローヌ地方ヴァントゥー。 モンミレイユとヴァントゥー山が連なる地に立つル・バルー聖マドレーヌ修道院。1970年にヴァントゥーのベドワン村にあった小さな礼拝堂を訪れたジェラール・カルヴェ修道士のもとに、若い修道士が徐々に集まり、募金活動を通して建設され1989年に教会が立ち、大修道院としてローマから認められた比較的新しい修道院です。

修道院の周辺には、1309年にアヴィニョンに教皇庁を移した教皇クレメンス5世によって、教皇のワインを作るために開墾されたブドウ畑がありましたが、長い歴史の中で手入れも行き届かず、放置されていました。 手作業を重んじる修道生活の一貫として、ブドウ畑の手入れを始めた修道院の取り組みは、やがて近くに住む修道女や、地元のブドウ農家を巻き込み、修道院と地元ワイナリーがともに働くプロジェクトとして、発展します。

この活動は、神の慈悲を表すようなワインを作りたいという思いから、ヴィア・カリタティスと名付けられ、バルー修道院の周辺に広がるブドウ畑から素晴らしいワインを生み出しています。

ヴィア・カリタティスの畑は、標高300m~550m程度の高地にあります。 モンミレイユとヴァントゥー山が連なり、ローヌの銘醸地ヴァケラスやジゴンダス、ボーム・ド・ヴニーズを見下ろす山間部です。

畑はいずれも山の斜面にあり、棚田のようなテラス状に広がります。 テラス状のブドウ畑が広がる山の光景は、多くの観光客を引きつける美しい光景ですが、機械を使うことが困難なため、畑での作業は、ほぼ手作業になり、ブドウ栽培には、大変な手間がかかります。

日々の修道生活の一部として、丁寧に作業を行う修道士や修道女、山あいの小さな畑から大きな可能性を秘めたワインができることを信じて、手間を惜しまない地元ワイナリーの農家の努力によって、良質のブドウが育ちます。

 


 

2017 Ventoux Vox White
ヴァントゥー・ヴォックス

会員価格:¥3,123 (税抜)

ラテン語で声や音を意味するヴォックス(Vox)

クラレットはフレッシュで新鮮な香りを、グルナッシュとシラーが力強さと余韻をもたらしています。

桃と白い花の繊細な香りに、フレッシュな酸が心地よく伸びのある白ワインに仕上がっています。

 

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2018 Ventoux Lux In Domino Rosé
ヴァントゥー・ルスク・イン・ドミノ・ロゼ

会員価格:¥4,500 (税抜)

ラテン語で光を意味するルクス(Lux)、ヴィア・カリタティスの畑がある山の上にさんさんと降り注ぐ南仏の太陽。目がくらむような眩しい光に包まれる喜びを表現したいと作った銘柄がルクスです。

粘土石灰質土壌の畑で栽培された樹齢の高いグルナッシュは、ワインに力強さを、南向きにテラス状になった砂質土壌の畑に植えられたシラーは、ワインにフィネスと果実感を与えます。

柑橘類や白桃に、花やベリーが続く驚くほど複雑な香り。ラズベリーやザクロの風味がぱっと広がり、マンゴーやライチの味わいが続きます。果実の豊かな味わいが長く残り、最後まで満足できるロゼワインです。