南アフリカの失われたリキュール

今日ご紹介するのは昨年の12月振りの入荷となった南アフリカの失われたリキュール、カペリティフです。

 

昨年は入荷量も少なく、ご紹介前に入荷した分が無くなってしまいました。反省をふまえ、今年はちゃんとご紹介します!!とはいいつつ既に結構売れてしまいましたが。

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N.V. Caperitif / A.A. Badenhorst         通常価格4,000円(税抜)

 

カペリティフはヨーロッパのヴェルモット(ワインに香草やスパイスを配合して造られるフレーバードワイン)を参考にして造られた南アフリカ独自のリキュールで、CapeとAperitifを掛けて、カペリティフと命名されました。

19世紀ゴールド・ラッシュ、ダイヤモンド・ラッシュの時代、富を得た人たちのアペリティフとして誕生。カペリティフを用いたカクテルも数多く生み出され、著名なカクテル・ブックなどにもその名前は登場しますが、その後の戦争などが原因でレシピ、製品ともに失われてしまいます。

その後もレシピが無くなった事から長い間生産が行われず、バーテンダーたちが探し求める”Ghost Ingredient(Ingredientは成分の意)”となってしまいます。

南アフリカでカペリティフが姿を消してから100年程経った2014年、オランダ人カクテル考案者ラース・リンガードがアディ・バーデンホーストにカペリティフを造らないかと持ちかけ、アディが興味を持った事から21世紀バージョンの新しいカペリティフが誕生しました。

しかし彼らの間にレシピは有りません。ラースとアディ、アシスタントのカイル(カイル・ダンのワインメーカー)はシュナン・ブランを主体にフィンボスなど35種に渡る南アフリカ独自の植物を用いて、ただひたすらテイスティングを繰り返しカペリティフを生産します。その為毎年出来上がるカペリティフの味は異なり、同じ味のものは生涯一度しか造られないことになります。

今回入荷したのはL3。3回目に生産されたものです。

 

 

カクテル・ブックを眺めてかつて造られていたカクテルを楽しむのも良いですが、ご家庭でもシンプルにオン・ザ・ロックやトニック、ソーダ割りで十分楽しむことができます。

日本への入荷も限定的な南アフリカ独自のリキュール。お酒好きは是非とも抑えておきたい一品です。

 

いくつかカペリティフを用いたカクテルをご紹介しようと思いましたが飲んだ事も聞いた事も無い上、カクテルが出来た背景も全く分からなかったのでまた詳細を調べて後日ご紹介しますー。

 

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