新着!南ローヌ『Domaine Frédéric Agneray / ドメーヌ・フレデリック・アニェレー 』

すっかり秋の空気になりましたね。

先日の休みは、散歩の途中で見つけた

大粒で艶やかな栗をひたすら剥くこと2時間。。。

弱火でじっくりコトコト

甘〜い渋皮煮が出来上がりました(^_^)♪

時間はかかりますが、季節を感じられる手仕事っていいですね。

しみじみと秋を感じる休日となりました。

今日ご紹介するワインもなんだかしっとりとした秋を感じさせてくれる味わいです。

試飲の際、エェ?! 南ローヌ?! っと良い意味でビックリ(笑)

輸入元の社長さんがこのワインと出会った時のコメントがとても素敵なので下記に転載しておきます。

秋の夜長をゆっくりと楽しむには、こんなワインが良いなぁと思わせてくれるワインです。

 

Domaine Frédéric Agneray

ドメーヌ・フレデリック・アニェレー

ロワール川南部アンジュー地区のモントルイユ=ベレにて農業の基礎を学び、その後5年間に渡りグランジュ・オ・ベール、クロ・ルジャール、ジョルジュ・ヴェルネ、マス・リビアンでワイン醸造の修行を積む。

2013年、3haの土地のオファーをもらい、その土地を見た瞬間、フレデリックはそれが自分のために用意された土地だと直感。大きな砂質土壌のテラス、海抜200m、オークの森に囲まれ北を向いた斜面。驚くほど多様な自然に囲まれていた。すぐに契約を交わし、2013年12月から畑の手入れが始まった。2014年の夏にはサブランに家を購入し、ガレージを改造し、ワイナリーに作り替えました。

 

パリ13区で有名だったL’auberge du 15の守江シェフの料理が忘れられず、彼が独立して開いた「Yoshinori」 を訪問したのが2016年2月。
うきうきしながらワインリストを眺めるも、ボルドーの61シャトーを覚えたばかりだった当時、リストを解読することはできず、とりあえずお手頃な価格のボトルを頼んだ。

「Frédéric Agneray – Les Larrons 2014」 エチケットには青いカエルが二匹。沼の近くで造られるワインなんだろうか。。?
南フランスのワインだったので、大まかな味わいは予想しつつ、特に期待もせず一口。
レストラン着きたてのそわそわした心は一瞬にして、ボトル内の静けさと同化していく。
それは沼地の湿気ではなく、霧がかる早朝の湖面を彷彿させる透明感のある液体であった。
苔むす森や秋雨に濡れる落ち葉。静かに波打つ湖岸から立ち上がる水の香り。
すぐには南フランスのワインとは言えない静逸な造りだった。

「いつか自分がワインを輸入するのであれば、こんなワインを輸入したいなぁ」

まだ社会人にもなっていない自分が、仮にいつかインポーターになったとしても、その頃になってもこのワインが日本未入荷だとは到底思えなく、歯痒い気持ちでワインと守江シェフの料理を楽しんだ。

「Bonjour! よくこの場所が分かったね!」
あれから4年後、僕はフレデリックの玄関先に立っていた。
彼のワインを思い出す度に、日本に輸入されていないかチェックし続けたこの4年。キューピッドの代わりにバッカスが微笑んでくれた。
彼のワインを試飲する前に、畑に案内された。
アルデーシュよりさらに南にあり、シャトー・ヌフ・デュ・ パプと同じ緯度にあるサブラン地区。彼の畑はオークの森に囲まれており、北を向いている。
砂と石灰粘土 の土壌で冷涼とした場所。その1年前に訪問したシャトー・ラヤスの畑を思い出した。
その後、彼の奥さんと天使のように可愛い二人の子供に囲まれながら彼の家で試飲。ワインの味わいはフレデリックの人柄をそのまま反映させたかのようだ。
「透明感があり、ピュアで、何よりも自分の子供達に飲ませたいようなワイン。そんなワインを造りたい。」
それ以上、それ以下の説明を求める必要もない彼の理念と、南フランスの森の中にひっそりと佇むこの家に 自分を導いてくれた運命に心揺さぶられる冬の午後だった。

ー輸入元資料よりー

 

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2019 Vin de France D’equerre
ヴァン・ド・フランス・デケール

価格:¥3,850 (税込)

品種;グルナッシュ100%(樹齢30年&樹齢40年)

土壌:粘土石灰質
醸造: 収穫後、二つに分け、一方をそのまま圧搾。他方を7日間マセレーション後、清澄・濾過はしない。

赤に近いロゼワイン。骨格がしっかりとしており、透明感のある味わい。旨味が口全体に広がり、心地よい酸味と苦味が料理を引き立てる。SO2無添加。

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2019 Vin de France Gare du Nord
ヴァン・ド・フランス・ガール・デュ・ノール

価格:¥3,850 (税込)

品種;グルナッシュ+サンソー

土壌:砂質石灰
醸造: 全房で8時間のゆっくりしたプレス後8日間マセレーション。清澄・濾過はしない。

冷涼感のあるグルナッシュ。エレガントで透明感のある味わい。

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2019 Vin de France Kalamite
ヴァン・ド・フランス・カラミテ

価格:¥4,290 (税込)

品種;グルナッシ90%ュ(樹齢30年)+ サンソー10%(樹齢40年)

土壌:砂質石灰(サンソー)、砂質粘土(グルナッシュ)
醸造: 全房で収穫したブドウと徐梗したブドウをミルフィーユ状に重ね合わせ11日間のマセレーション。フリーラン果汁と8時間プレスをした果汁を共 にステンレスタンクで熟成。翌年春の瓶詰め時に、1haあたり1gのSO2を添加。清澄・濾過はしない。

重みを感じさせない柔らかく、透明感のあるワイン。香り高く、冷涼感が漂う。

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2018 Vin de France Les Larrons
ヴァン・ド・フランス・レ・ラロン

価格:¥5,390 (税込)

品種;シラー100%(樹齢40年)

土壌:砂質石灰
醸造: 全房で収穫したブドウと徐梗したブドウをミルフィーユ状に重ね合わせ11日間のマセレーション。フリーラン果汁と8時間プレスをした果汁を共 にステンレスタンクで熟成。翌年春の瓶詰め時に、1haあたり1gのSO2を添加。清澄・濾過はしない。

Kalamiteと同じく、果実味が主張するのではなく凛としていて湖畔のような冷涼な静けさを感じさせる。シラーであるためKalamiteよりも骨格がしっかりとしている。SO2無添加。