日本初入荷、注目のフレンチ・シュナン・ブラン
今日はロワールから日本初上陸となる注目のシュナン・ブランが入荷したのでご紹介です。
今日ご紹介するのは
Domiane de Juchepie
甘口のワイン産地コトー・デュ・レイヨン・フェイに本拠地を構える小さなワイナリー、ドメーヌ・ド・ジュセピ。当主はワイン好きが高じてドメーヌを設立。
2001年より前職を止め、栽培から醸造まで手掛けるようになりました。
2007年にビオディナミ生産者による組合ビオディヴァンに加入。他にもニコラ・ジョリーが設立した”アペラシオンの個性を尊重したワイン造りを行う団体”ルネッサンス・デ・アペラシオンにも加入しています。
と少しだけ説明しましたが経歴がややこしいので生産者の詳しい情報は生産者ページの方でご確認ください。
実はこのワイン、入荷する前に輸入元さんがわざわ良いの入ってくるのでとサンプルを持ってきてもらうという話になっていたのですが。。。
アンジュー・ソミュールの白は今エリック・モルガ、ニコラ・ジョリー、ティボー・ブディニョンとサヴニエールのトップ生産者が揃っているのでこれ以上同じ地域のワイン扱う必要があるのか、良いのが入ってくるって言ってもアンジューの白って今までの経験上良いイメージがあまりなかったのもあり半信半疑の試飲でした。
が、飲んだ瞬間即入荷決定です。笑
アンジューの白にありがちな平坦かつベタついた味わいではなく、下キュヴェから程よいミネラルとシャープな酸があり、広がりのある味わい。自然派ロワールに多く見られる還元香、揮発酸は一切なくピュアかつクリア。
サヴニエールの生産者たちは確かに偉大なワインを造りますが今飲むには早めの抜栓が必要となる晩熟型。ジュセピのワインは熟成ポテンシャルもありつつ、今飲んで率直に美味しさを感じられるワインなのでキャラクターも異なりますし、なによりレベルが非常に高い。
後で調べてみると辛口ベタンヌ&ドゥソーヴ誌で3ツ星獲得していました。
(ちゃんと全部読んでいるのに意外と忘れるものですね。笑)
南アフリカが大分人気が出てきてシュナン・ブランにも焦点が当たるようになってきたので、もう一度フランスのシュナン・ブランの個性に再注目する必要がありますね!!
今回は辛口と甘口合わせて6アイテム入荷しました。
2014 Anjou Les Monts de Juchepie / Domaine du Juchepie 会員価格3,780円(税抜)
シスト混じりの粘土質土壌から造られるスタンダードの辛口キュヴェ。
樽発酵、1年間〜5年使用した樽を用いて11ヶ月熟成の後2ヶ月間タンク内熟成。
仄かなミネラルを感じる辛口のシュナン・ブラン。ストレートな美味しさ。
2014 Anjou Les Clos de Juchepie / Domaine de Juchepie 会員価格4,410円(税抜)
スレート土壌で収穫されたブドウを二回に分けて収穫。
レ・モンと同じ醸造を行っていますが、こちらの方が表土が薄くその分ミネラル感を心地よく感じます。
2014 Anjou La Jarre de Juchepie / Domaine de Juchepie 会員価格5,040円(税抜)
こちらは甕で熟成されたキュヴェ。
甕熟成らしい滑らかさと膨らみのある果実味とシャープな酸のバランスが素晴らしい1品。
2014 Anjou Le Paradis de Juchepie / Domaine de Juchepie 会員価格6,210円(税抜)
1911年植樹されたシュナン・ブランなど古樹を用いた辛口のフラグシップ。
凝縮感があり、何層にも重なる複雑な味わい。奥行き、余韻が別格です。
1997 Coteaux du Layon Faye Les Quarts de Juchepie / Domaine de Juchepie 会員価格7,020円(税抜)
ロワールの3大貴腐ワインの1つコトー・デュ・レイヨン。偉大なヴィンテージかつドメーヌ・ド・ジュセピ本人が非常に満足したヴィンテージだと語る1997年ヴィンテージ。収量10hl/haで造られている優れた生産者の熟成した甘口がこの価格で手に入るって言うのはロワールならではですね。
2015 Coteaux du Layon Faye Les Quarts de Juchepie / Domaine de Juchepie 会員価格5,850円(税抜)
こちらは2015年ヴィンテージなのでまだフレッシュ感も味わえる貴腐ワイン。
樽発酵、フレンチオークで12ヶ月熟成。
コトー・デュ・レイヨンって熟成していなくても楽しめる貴腐なので個人的には好みです。