2020年の収穫を祝おう♫ ボジョレー・ヌーボーいよいよ解禁間近!
2020年11月19日解禁
Beaujolais Nouveau / ボジョレー・ヌーボー
いよいよ今年もボジョレー・ヌーボーの季節がやってきました。
その年の収穫を祝う、年に一度のお祭りです。
秋の味覚と一緒に楽しんでみてはいかがでしょう(^ ^)
Domaine Heitz-Lochardet
ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデ
ドメーヌ・ハイツ=ロシャルデはシャサーニュ・モンラッシェ村に本拠地を構える家族経営のドメーヌで、その歴史は1857年まで遡ることができます。
ロシャルデ家はワイン商の出身で畑は所有していたものの長い間地元の生産者たちとメタヤージュ契約を結んでいたため生産は行ってきませんでした。1980年代アルマン・ロシャルデの3女ブリジットがクリスチャン・ハイツと結婚したことを契機にドメーヌを設立。その後も25年間に渡ってメゾン・ジョセフ・ドルーアンにブドウを売却しており、ワイン造りは行われていませんでしたが、現当主アルマン・ハイツが2011年にスイスの醸造学校を卒業しドメーヌに参入すると元詰めを開始します。
2020 Beaujolais Villages Nouveau
ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー
価格:¥4,000 (税抜)
アペラシオン : Beaujolais-villages / ボジョレー・ヴィラージュ
品種 : Gamay / ガメイ
収量: 40 hl/ha – 3000 本
歴史と伝統:11月の第3木曜日のボージョレ・ヌーボーは、ワインの世界では見逃せないイベントです。ドメーヌでは、人々と楽しみを共有するこの伝統を大切にしています。
2020年ミレジム速報
爽やかに成熟したボジョレーワインがお待ちしています
2020年は、分野を問わず誰にとっても未曾有の年となりました。ブドウ栽培も例外ではありません。1992年に成熟ネットワーク(Le réseau Maturation)が設置されて以来、2020年は2003年に次いでもっとも早い成熟を記録した年となりました。この極めて早い成熟と乾燥した夏を合わせると、「究極のミレジム」と言えるかもしれません。
ロックダウンした人々と同じように、ブドウ樹もこの難しい時期をうまく乗り越え、非常に暑い夏をよく耐えました。ブドウ樹の健康状態は並外れて良好で、今年もまたガメイ種は気候変動に高い順応性を見せてくれました。早い成熟に合わせて、今年は8月20日がブドウの収穫開始日に決定されたため、栽培農家はその日までにタンクの準備を整えることを余儀なくされました。ブドウの成熟度の判断は各々に委ねられています。畑の標高や日照量、そしてワイン作りの方針は造り手ごとに違うからです。また、ボジョレー地方はシャンパーニュ地方と並び、収穫の大半が手摘みで行われる唯一のワイン産地です。2万5000人もの収穫人を迎え入れるにあたり、この前代未聞の状況下において最良の環境を整えるには、通常の倍の努力が必要とされました。
2020年の収穫は、量としては最近の平均からすると少なめという位置付けになります。一方、質の点から見ると、非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がりとなっています。大自然と折り合いをつけ、単一のブドウ品種からのワイン造りを行うボジョレー地方の生産者たちの知見と長年の経験に裏打ちされたノウハウが浮き彫りとなった形です。最初の段階で試飲したワインはすっきりして飲みやすく、爽やかさと確かな成熟度が感じられます。
「私たちは、あらゆる観点から特異な年を過ごしています。田舎で土を相手に仕事をすることで、幸いにも地に足がつき、良識が保たれていますが、将来は贅沢なこととされるかもしれません。現在の状況で見る限り、私たちはボジョレーにおける偉大なミレジムの年を迎えようとしているように思われます。ガメイ種は今年もまた、気候変動への高い順応性を見せてくれました。それは安心材料であるし、将来に対してのプラスポイントです。世界経済が不確定要素に支配され完全に混乱している現在において、ボジョレーが発展し続けていけるよう、私たちは最大限の努力を払う所存です。ここ2年の実績が、私たちが正しい方向に向かっていることを示してくれています」。このようにボジョレーワイン委員会会長のドミニク・ピロン Dominique Piron氏は締めくくりました。