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シャンパーニュ地方 (2004)

フランス全土で見られたようにシャンパーニュ地方もとりわけ乾燥した2003年の被害を取り戻そうとします。実際この年の収量は昨年の10400kg/haを大幅に上回る14000kg/haを記録しました。
2003年の秋の平均気温は13.3℃で12月まで緩やかに気温が下がります。降水量はシーズンを通して132.8mm、特に10月と12月に雨が多かったです。

冬は快晴の日が12日、日照時間は287時間と全国平均を下回った一方、雨も降っていますが161mmと多くはありませんでした。それとは反対に12月は平均気温がマイナス1℃を記録する等寒さの厳しい冬で1月も同様の気候条件が続きますがこの気候は春になるにつれ通常に戻っていきました。

春の日照時間は617時間と全国平均よりも若干上回っており、生育サイクルのとても良いスタートを促す優れた気候だったのに加えて、降水量のバランスも良く土壌の水分を補充します。この時点で既に収量の増加は約束されていました。
しかしそれでもやはり2004年全体で655mmの降水量が降り、湿潤な気候が記録されていた事からウドンコ病や灰色カビ病の圧力は常にありました。

夏は反対に日照量がいつもに比べて少なく、とりわけ8月は雨が多かったです。そのため生産者達はブドウを狙う灰色カビ病を注意深く警戒しなければなりませんでした。
この月の終わりから幾人かの生産者はグリーン・ハーベストや間引きを行い。残ったブドウの凝縮感を高め、収量を制限しようとします。8月の終わりから9月の始めのブドウの成熟を果たす快晴の日が続きましたが、同時にいくつかの場所では灰色カビ病も増殖しています。 収穫は9月14日より行われ、健康かつ美しいアルコール・酸のバランスを持ったワインが生産されています。

[参照元: www.vin-vigne.com]