ロワール、ローヌ新着のご紹介。
試飲販売会まであと20日程なのにまだ全然生産者の紹介が済んでいませんが、今日はフランスのローヌ、ロワール地方のワインの新着をご紹介です。
まずはロワールから。
2015 Pouilly Fumé / Château de Tracy 会員価格3,960円(税抜)
日本ではあまり知られていないプイィ・フュメの代表生産者シャトー・ド・トラシー。
トラシーはキンメリジャン、シレックス土壌の畑を所有しており、キンメリジャン土壌由来の凝縮した力強さと、シレックス土壌由来の豊満さ、エレガンスさを併せ持っています。
2015年は温暖な年だった為例年よりも収穫を早め、酸をキープ。
熟成ポテンシャルはあるので寝かせておいても良いと思いますが、これからの季節にぴったりなので今飲むのが良いですね。
2012 Chinon les Pensées de Pallus / Domaine de Pallus 会員価格2,790円(税抜)
パリュはスペインで成功を収めたベルトラン・スルデが実家で手掛けるシノン。
パンセ・ド・パリュは上キュヴェよりもフレッシュかつフルーティーな仕上がり。
果実味が先行するモダン・スタイルのシノンで、最近ジョゲも昔に比べてスタイリッシュになったなーと思いましたがやはり比べるとパリュの方がモダンです。
新樽は使用せずフレンチオークで12ヶ月熟成の後、コンクリート・タンクで6ヶ月熟成。
昨年はカベルネ・フランが来ると宣言しましたが全く来なかったです。
でもオールド・ヴィンテージのものは結構売れました。不思議です。今年こそ。
続いてローヌ地方
2015 I.G.P. Collines Rhodaniennes Viognier la Champine / Domaine Jean Michel Gerin 会員価格2,790円(税抜)
アペラシオン、コート・ロティに当たるアンピュイ村に本拠地を置くジャン・ミシェル・ジュラン。
アンピュイに本拠地がありグラン・プラス、ランドンヌを所有しているためどうしても赤ワインに注目が集まりがちですが赤白ともに定評のある造り手です。
I.G.P.のヴィオニエですが、ミニ・コンドリューとも言えるレベルのなかなかお買い得感のある上質な仕上がりです。
2014 Crozes-Hermitage Clos des Grives / Domaine Combier 会員価格6,120円(税抜)
クローズ・エルミタージュにおいてアラン・グライヨと双璧をなすドメーヌ・コンビエ。
アラン・グライヨのラ・ギロウドとこのクロ・デ・グリーヴは一般的なクローズ・エルミタージュとは一線を画すワインです。
北ローヌに見られる花崗岩質ではなく粘土石灰質土壌。それ故の静けさやエレガンスが表現されており、2014年ヴィンテージの特徴と相俟ってこれぞフランスのシラーと言える繊細かつ滋味深い味わいに仕上がっています。