ワインで巡る旅 〜ジュラ地方編〜

家に居ながら旅行気分を味わう♪

今日は、ブルゴーニュ地方の東に広がる産地、ジュラ地方をご紹介!!

リヨンやディジョンから車で2時間ほどで行けるので、日帰りドライブでもいけちゃいますが、ワインだけでなく、コンテチーズや冬季限定のモンドールなどもあるので、数日滞在して美味しい料理とワインを味わいたいですね。

 

Jura(ジュラ)地方

スイスとの国境に隣接する山岳地帯、ラテン語で原生林や森を表す「ジュラ」。その名の如く山に囲まれた丘陵地帯に広がるフランスのジュラ県には、湖や渓谷、それに山など透明感のある手つかずの自然が残り、周囲から隔絶された秘境の雰囲気が漂います。

ワインだけでなくチーズの産地としても有名です。ボーフォール、コンテ、アボンダンスといった大型のハードタイプの山のチーズから、季節限定のウォッシュチーズのモンドール、セミハードタイプのモルビエ、ルブロッションなどチーズ売り場の主役クラスのチーズを生産しています。

リヨンやディジョンから電車で2時間ほどで行けるので、日帰りも可能です。

Arbois(アルボワ)村は細菌学の父と呼ばれるルイ・パストゥールが、アルコール発酵の原理を発見した所で、今も彼の家と葡萄畑が残っています。ジュラ地方のワインの中心地で村の中には小さなワイナリーがたくさんあり、試飲して直接購入することができます♪

いろいろと訪問して自分好みのワインを探すのも楽しいですね。

実はこの村。。。美食の村としても有名で、2つ星のAuberge(オーベルジュ)=泊まれるレストランもあるんです!!

のんびりとブドウ畑を散策して、美味しい食事とワインなんて最高に幸せですね。

いつか泊まってみたい〜(>_<)

 

ジュラ地方AOC

Arbois アルボワ

アルボワ村の周辺に広がるジュラ最大のA.O.C.

Côtes du Jura コート・デュ・ジュラ

ジュラ地方広域に渡り、105ヶ村にまたがっている。シャルドネとサヴァニャンのアッサンブラージュで造る辛口の白が主体。

Château-Châlon シャトー・シャロン

サヴァニャンからVin Jaune(ヴァン・ジョーヌ)だけを造るA.O.C.

L’Étoile レトワール

「L’Etoile=星」と言う名前は、5つの丘陵に囲まれていること、そして土壌に星型をしたウミユリの化石が多いことに由来する。シャルドネとサヴァニャンからの辛口の白が大半を占める。

 

JURA地方の特殊ワイン

Vin Jaunes ヴァン・ジョーヌ

ジュラ地方独特のワインで、サヴァニャンから造り、酵母の膜の下で熟成させることによって独特の風味がつき、ジョーヌ(黄色)という名前の通り黄色を帯びた辛口のワイン。造り方は独特で、最低6年間、樽で熟成し、その間、普通行われる注ぎ足し(ヴィヤージュ)や澱引き(スティラージュ)を一切しない。そのため、空気に接するワインの表面に酸化による薄い白い皮膜が生じます。ワインは見事な黄金色となり、くるみやノワゼット、グリル・アーモンドなどの香ばしい香りを放ちます。

Vin du Paille ヴァン・バイユ

ジュラ地方独特のワインで、ブドウを収穫した後に乾燥させ、糖分を凝縮させた甘口ワイン。

Macvin de Jura マクヴァン・デュ・ジュラ

ジュラ地方で造られる赤、ロゼ、白、のアルコール度の高いリキュール・ワイン(Vin de Liqueur):16~22度。未発酵の葡萄果汁にフランジュ・コンテ産のオー・ド・ヴィ・ド・マールを混ぜて熟成させる。

 

主要ブドウ品種

[白ブドウ]

Savagnin(サヴァニャン)

「Nature-ナチュレ」とも呼ばれ、ジュラの伝統品種。ヴァン・ジョーヌを生み出す。クルミやアーモンドの非常に独特な香りを持ち、非常に力強い辛口の白ワインを造る。

Chardonnay(シャルドネ)

「Melon d’Arboisームロン・ダルボワ」とも呼ばれ、ジュラ地方では10世紀から栽培されている。

[赤ブドウ]

Pouisard(プールサール)

15世紀からジュラ地方で栽培されている。ジュラの赤ワインの80%を生み出す。

アルコール度が高く、繊細な香りのワインとなる。泥炭質や粘土質の土壌を好む。

Trousseeau(トルーソー)

フランシュ・コンテ地方原産と見られ、その起源は18世紀頃にさかのぼる。日照量を必要とし、砂利質や深くない泥炭質を好む。タンニンがしっかりしていて熟成向きのワインとなる。

 

***************************

Anne et Jean François Ganevat

アンヌ・エ・ジャン・フランソワ・ガヌヴァ

 

仏ワイン専門誌、ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスの2018年の「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたジュラの自然派生産者のドメーヌ・ジャン・フランソワ・ガヌヴァと妹のアンヌと共同で立ち上げたネネゴシアン『アンヌ&ジャン・フランソワ・ガヌヴァ』

ピエール・オヴェルノワと双璧をなすジュラの鬼才!!

N.V. Vin de France L’ailleurs
ヴァン・ド・フランス・ライユール  
会員価格:¥4,230 (税抜)

品種;ピノ・オーセロワ主体、シルヴァネール、アンファリネ、サヴァニャン・ヴェール

***************************

N.V. Vin de Table Kopine
ヴァン・ド・ターブル・コピンヌ

会員価格:¥5,850 (税抜)

品種;ジュラ産シャルドネ+ブルゴーニュ産アリゴテ

***************************

N.V.  Vin de France le P’tiot Roukin 
ヴァン・ド・フランス・ル・プチオ・ルカン

会員価格:¥4,500 (税抜)

品種;ヴィエイユ・ヴィーニュのガメ シラー プールサール ガヌヴァ所有畑の12種のジュラ古代品種(プティ・べクラン、グロ・ベクラン、アンファリネ等…)

***************************

N.V.  Vin de France Poulprix
ヴァン・ド・フランス・プルプリ

会員価格:¥4,680 (税抜)

品種;サヴォワのモンドゥーズ、ローヌのシラー、ジュラのトゥルソーのブレンド

***************************

2015 Arbois Trois Cépages /  Domaine du Pélican
アルボワ・トロワ・セパージュ / ドメーヌ・デュ・ペリカン

会員価格:¥4,950 (税抜)

品種;ピノ・ノワール+トゥルソー+プールサール

ブルゴーニュを代表するドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユの当主ギヨーム・ダンジェルヴィーユが立ち上げたドメーヌです。

チェリー、イチゴ、オレンジの繊細なアロマにシナモン、牡丹のタッチ。
噛み応えのある果実にソフトなタンニン、ジュラらしい素朴感とブルゴーニュの高貴さの混じる優れた仕上がり。

***************************

1994 Arbois Rouge Cuvée des Docteurs / Domaine Lucien Aviet
アルボワ・キュベ・デ・ドクター / ドメーヌ・リュシアン・アヴィエ
会員価格:¥11,250 (税抜)

ドメーヌ・リュシアン・アヴィエはジュラでは非常に高い人気と知名度を誇りますがその殆どをセラードア(蔵元直売り)で販売している事から輸出量が3%と少なく、日本では輸入されるまで殆ど知られていなかった生産者です。

所有する畑は約6.5haで、赤・白の割合は半々です。平均樹齢は約40年。 土壌は大きく分けて3種類、粘土質(ケイ素の岩石を含む)、石灰質(砕けた石灰 岩石を多く含む)、リラ紀の灰色泥炭質です。 このモンティニ村はトゥルソー品種に非常に適した土地として昔から知られており、 他の土地に比較すると完熟が遅く、果実は芳香に富み、土壌に鉄分が含まれるこ とから、色調も濃くなります。

***************************