世界各国のユニークなスパークリング
今日は非常に久しぶりとなる新着スパークリングのご紹介です。
世界各国のレアかつユニークなおすすめスパークリング・ワインが一挙に入荷です!
まずはこちらから。
2010 W.O. Western Cape Alexandra de la Marque Krone / Matthew Krone Wines 会員価格3,006円(税抜)
昨年の10月に入荷したマシュー・クローヌ・ワインズが4年に1度しかリリースしないスパークリング、アレクサンドラ・ド・ラ・マルク・クローヌ。以前入荷した時評判が良く、まだイギリスに在庫があるというので即注文。と言う訳で再入荷です。
単一ヴィンテージのブドウを5年間瓶熟させてリリースされる贅沢な1本。
ブリオッシュ、柑橘類に核果の豊満なアロマ。膨らみのあるリッチな果実味にクリーミーな泡、穏やかな酸がアフターに心地よく広がります。
2016 Basket Range Petillant Naturel / BK Wines 会員価格3,240円(税抜)
ポール・ホブスの元で研鑽を積んだニュージーランド生まれのブレンダン・キース。
大分前のブログでご紹介した事がありますが、ブルゴーニュで活躍するオーストラリアン・ワインメーカー、アンドリュー・ニールセンとコラボしてブルゴーニュのガメイをオーストラリアに送ってワイン造りをする等奇抜な事をしている生産者です。でも味わいは1級品。
こちらのペティアン・ナチュレルはシャルドネと少量のサヴァニャンをアンセストラル方式で仕上げた1本。
アンセストラル方式は1次発酵途中のワインを糖度を残した状態で瓶詰めし、瓶内でアルコール発酵を再開させる手法。その為果実本来の旨味がしっかり詰まった低アルコールなスパークリングに仕上がりますが、アフターは爽やかな酸が口中を引き締めてくれるため、甘さを感じさせません。
加えて果実味が全面に出ていた昨年ヴィンテージよりも今年のヴィンテージの方が酸がしっかりノっていてドライなイメージです。
2007 Extra Brut Metodo Tradizionale / Bruno Giacosa 会員価格6,300円(税抜)
言わずと知れたピエモンテの巨匠ブルーノ・ジャコーザがロンバルディア州オルトレポ・パヴェーゼのピノ・ネロ100%で造るスプマンテ。テロワールを表現するため発酵はステンレス。シャンパーニュ方式で造られており、澱抜き(デコルジェ)は2014年3月。なので6年以上の瓶熟が行われています。
レモン、白桃、トースト香の繊細なアロマ。果実味は豊満ながら非常に洗練されており、仄かなミネラルと相俟ってドライな印象を与えてくれます。
ピエモンテの巨匠が手掛ける最高峰のスプマンテ。久々の限定入荷です。
2016 Ballard Canyon Combe PET’NAT / Stolpman Vineyards 会員価格6,120円(税抜)
アメリカのカルトワイン、シン・クア・ノンにもブドウを供給した事もある、優れたシラーを生み出すことで知られるストルプマン・ヴィンヤードの当主ピーター・ストルプマンとIPOBの設立者にしてドメーヌ・ド・ラ・コート、サンディ・コートを手掛けるラジャ・パー。
そして醸造家は今最も注目を集めているスパークリング、ウルトラ・マリンを手掛けるマイケル・クルーズといった何とも贅沢なコラボで造られるのがこのスパークリング。
ストルプマンが所有する石灰質土壌にジュラ原産のブドウ、トゥルソーを栽培。ステンレスタンクで発酵し、こちらもアンセストラル方式で醸造しています。
白い花に洋梨、青リンゴの爽やかなアロマにオレンジピール、赤系果実のタッチ。仄かな甘味がありながらも洗練された、クリーミーな味わいでフレッシュかつ伸びやかな酸が全体を支えています。
いやー、これは凄い。
試飲させてもらって衝撃を受けました。完成度が高過ぎます。
アンセストラル方式でここまで洗練されているスパークリングは初めて。
オールド・ワールド愛好家であるブログ担当者ですが、これは大好きです。
輸入元さんが一生懸命説明してくれましたが全く耳に入らず液体に集中してしまいました。
もう既に蔵元完売、日本への入荷も僅かですがぜひともこれは飲んで頂きたいスパークリング。
トゥルソー×アンセストラル方式×カリフォルニア×天才醸造家。
是非ともお試しください。