北ローヌを代表する生産者たち
昨日のロワールに続き今日は北ローヌの新着です。
ずっと欲しかったけど高くて買えなかった生産者のオファーもあったので急いで注文しました。
その後人気キュヴェは即完売したそうです。昨日ご紹介したエリック・モルガもベリヴィエールも早かったようです。危なかった。
ではご紹介です。
まずは
ドメーヌ・デ・リゼ
クローズ・エルミタージュを銘醸産地の1つにしたアラン・グライヨの息子マキシム・グライヨのドメーヌ。ニュー・ワールドで経験もある事から伝統的なワイン造りをする父と異なり、モダンで表現力豊かかつピュアなワインを造っています。現在はドメーヌ・アラン・グライヨも引き継いだそうで、2つのドメーヌは醸造方法を変えてワイン造りを行っています。既にアラン・グライヨの息子というよりマキシム・グライヨという醸造家として高い評価を獲得しています。
2013 Crozes-Hermitage 通常価格3,900円(税抜)
ドメーヌ・アラン・グライヨのクローズ・エルミタージュに比べて若いうちから楽しめるピュアでフレッシュかつジューシーな仕上がりです。
2013 Saint-Joseph 通常価格4,300円(税抜)
こちらはネゴスもの。しかしドメーヌ同様有機栽培によって厳しく管理されています。
サン・ジャン・ド・ミュゾルという区画のシラーを使用。クローズ・エルミタージュよりも硬いタンニンを持っていますが口に刺さる感じはありません。既に楽しめますが熟成ポテンシャルも高いです。
続いて
ドメーヌ・マチルド・エ・イヴ・ガングロフ
北ローヌを代表する生産者となったガングロフ。生産量が少なく常に蔵元完売という高い人気を誇るカルト生産者。今までも取引のあるインポーターさんが扱っていたので買うには買えたのですが価格設定が強気過ぎて見送っていました。今回BBRさんから適正価格でオファーがあったので即購入。
それぞれ4000〜8000円値下がりしました。
2014 Condrieu 通常価格12,000円(税抜)
生産量が少なくガングロフの中で最も入手の難しいコンドリュー。
まさしく豪華絢爛とも言えるアロマ、テイストをお楽しみ頂けます。
2012 Côte-Rôtie la Barbarin 通常価格10,840円(税抜)
コート・ブロンドの区画のシラー、ヴィオニエを使用した表現力豊かでアロマティックなバルバリン。こちらで既にかなり上等なコート・ロティです。
2012 Côte-Rôtie Sereine Noire 通常価格16,500円(税抜)
スタイリッシュと言う言葉がぴったりなガングロフのセレン・ノワール。濃密かつ複雑なのにエレガントというコート・ロティ最上のワインの1つでこちらもなかなか入手が難しいです。すべてのキュヴェが蔵元完売なので全部難しいんですけどね。中でもってことで。
次
ドメーヌ・オーギュスト・クラープ
今は亡きノエル・ヴェルセとオーギュスト・クラープ。コルナスを代表する伝統派生産者です。
とは言ったもののコルナス自体あまり飲まないですよね。のんびり売っていこうと思っていたらNHKで出たらしく在庫が無くなってしまいました。ティエリー・アルマンも売り切れていたのでこれはまずいと思い、ヴィンテージを新たに再入荷しました。
2014 Côtes du Rhône Cuvée Syrah 通常価格5,000円(税抜)
スタンダードのコート・デュ・ローヌ。
北ローヌの優れたシラーとは何かを知るために最適な1本です。
2011 Cornas Cuvée Renaissance 通常価格8,500円(税抜)
キュヴェ・ルネッサンスは樹齢15〜25年と若いシラーから造られていますが並の生産者のコルナスを飲むならこちらの方が断然クオリティが上です。
2008 Cornas 通常価格10,000円(税抜)
2008年は難しいヴィンテージでしたがオーギュスト・クラープは流石のクオリティ。
むしろ早いうちから楽しむ事が出来て価格も偉大な09、10に比べると大幅に安いのでお買い得なヴィンテージです。
ご紹介忘れがあったので序でに。
2013 Cornas les Chailles / Domaine Alain Voge 通常価格8,000円(税抜)
昨年秋に訪問したアラン・ヴォージュのコルナス。
日本に輸入元あるの初めて知ったとかブログに書いたら正規インポーターさんから取引の話が来ました。と言う訳で正規品です。このキュヴェは13年は飲んでませんが上キュヴェの出来が良かったので入荷しました。個人的に凄く気に入ったサン・ペレの上キュヴェは日本未入荷みたいです。残念。
訪問記はこちらから。
2014 Condrieu les Terrasses de l’Empire / Domaine George Vernay 通常価格9,600円(税抜)
同じく昨年秋に訪問したジョルジュ・ヴェルネ。ガングロフが豪華絢爛なコンドリューならばこちらは王道コンドリュー。2014年の北ローヌの白はどれも素晴らしかったので調べてみるとジャンシス・ロビンソンが素晴らしいヴィンテージと言っていました。赤は収穫期の雨の為長熟と言うよりは少し若飲みに向いていますが白は熟成するでしょう。この間1996のコトー・ド・ヴェルノン飲む機会がありましたが酸もしっかり残っていました。ヴィオニエも熟成します!
ワインのコメントは訪問記にございます。