新着:南仏の一流生産者のワインたち
今日は南仏の新着ワインのご紹介。
結構一流どころが揃いました。
まずはこちら。
2014 Condrieu Chery / Domaine André Perret 会員価格9,000円(税抜)
コンドリューを代表する生産者の一人アンドレ・ペレ。
昨年コンドリューの蔵元訪問しましたが3番目くらいに訪問したかったドメーヌ。
ニエロを訪問した際のブログに記載しましたがシェリーはジョルジュ・ヴェルネイの所有するコトー・ド・ヴェルノン上部にあるヴェルノンと並ぶ偉大な区画。
バックヴィンテージが無くなったのと2014年は北ローヌの白はかなり素晴らしい仕上がりなので入荷しました。
(コンドリュー訪問したときに入手した区画図。拡大してください。)
(コンドリューは縦長ですねー。区画図詳しく見たい方は店内まで。)
続いて
2014 Vin de France Vignes Oubliées Blanc / Les Vignes Oubliées 会員価格4,320円(税抜)
2014年にラングドックのAOC(現AOP)最上級格付け”グラン・クリュ・ド・ラングドック”に昇格したテラス・デュ・ラルザック地区を代表するワイナリー、マス・ジュリアンのオリヴィエ・ジュリアンとその弟子ジャン・バプティスト・グラニエによるプロジェクトがこちらレ・ヴィーニュ・ウブリエ。
同じくテラス・デュ・ラルザックにワイナリーを構え2009年にスタートしました。
2011年にオリヴィエ・ジュリアンはプロジェクトから離れましたが、メイユール・ヴァンに掲載、ベタンヌ&ドゥソーヴ3ツ星と既に高い評価を獲得。設立時の勢いそのままに活動を続けています。
一般的にラングドックというと暑いイメージがどうしてもありますが、テラス・デュ・ラルザックは標高が高く、シスト混じりの土壌も相俟って冷涼。
その為、濃いだけでなく涼しさを感じるミネラル、酸のしっかりとした上質なワインが出来上がります。
しかし2014年に昇格したのもありますがテラス・デュ・ラルザックが熱いですね!!
マス・ジュリアンの他にも新星のバルタサッド、メイユール・ヴァン2ツ星マス・デ・ブルースにラ・レゼルヴ・ド、そしてこのレ・ヴィーニュ・ウブリエ。
どこも取引のある輸入元さんが取り扱っているのでテラス・デュ・ラルザックだけで試飲会出来ます
が、人が集まりそうにないので止めておきます(笑)
今回久しぶりの入荷となりましたが、入荷したのは初めての取り扱いとなる白ワイン。テラス・デュ・ラルザックのアペラシオン内にありますが、白は名乗れないのでヴァン・ド・フランス扱いです。
白い花、柑橘類にトロピカルフルーツのニュアンスと樽のバランスが良く、リッチながらもフレッシュ感もあるモダンかつスタイリッシュな南仏白。是非お試しください。
2014 Terrasses du Larzac Carlan / Mas Jullien 会員価格6,480円(税抜)
先程名前の上がったマス・ジュリアンが入荷しました。
こちらは2009年がファースト・ヴィンテージのまだ新しいキュヴェの1つカルラン。
標高240m、古いブドウは樹齢75年、若いものでも45年と高樹齢のブドウが使用されています。
スタンダードのマス・ジュリアンは石灰質が豊富な土壌ですが、こちらはシスト、砂岩、鉄分で構成された土壌。グルナッシュが主体で、この品種構成と土壌から他のマス・ジュリアンのワインに比べて果実味が前面に出ており、ソフトな仕上がり。若いうちから楽しめますが長期熟成にも向いています。
2014 Terrasses du Larzac Lous Rougeos / Mas Jullien 会員価格6,480円(税抜)
2014年がファースト・ヴィンテージの最も新しいキュヴェ、ルー・ルージョ。
標高400〜450m西向きの区画とマス・ジュリアンが所有する畑の中で最も標高の高い区画を使用。
カルランと醸造方法は同じですが、こちらはカリニャンとシラーが主体。
土壌、品種が異なるだけでこれほど変わるのかと思う程に繊細な果実味と伸びやかな酸を持っています。ラングドックは温暖で重いワインしかないというイメージを払拭してくれる1本です。
2011 Coteaux du Languedoc Terrasses du Larzac 会員価格6,930円(税抜)
マス・ジュリアンの上級キュヴェ。他のアイテムより1年間熟成期間が長いだけあり熟成ポテンシャルは非常に高いです。こちらはカリニャンとムールヴェードルが主体。
石灰質が豊富な土壌故、若いうちは硬質ですが、ベストタイミングで飲むとなぜマス・ジュリアンの評価がずば抜けて高いのか分かります。
若いうちに飲まれるならばデキャンタージュか早めの抜栓をお勧めします。
11年はまだコトー・デュ・ラングドックのテラス・デュ・ラルザックです。たった数年のことなのに時代を感じますね。
(アペラシオンの表記がこうから)
(こうなります。)