注目のムルソー最新ヴィンテージ入荷。

今月はムルソーをメインに手掛ける生産者のワインが続々入荷！

かつてのムルソーはアメリカ市場を意識した樽の効いたリッチなものが多く見られましたが、近年はよりフレッシュな酸とムルソー本来のミネラル、果実味のバランスを大事にした生産者が出てきています。

今日ご紹介する3生産者もバランスの良い透明感あるムルソーを造り出す生産者たち。

人気故完全割当の生産者もありますのでお見逃し無く。

アイテムが多いので一挙ご紹介致します。

果実のボリューム感と酸、ミネラルのバランスの良いムルソーを生み出すレイモン・デュポン・ファン。ムルソー村にある粘土石灰質土壌で栽培されている樹齢35年近いアリゴテを使用。

ボリューム感ある果実をアリゴテらしい伸びのある酸が支えたバランスの良い1本。これからの季節にぴったりです。

レイモン・デュポン・ファンの最も人気のあるアイテムがこちらショーム・デ・ペリエール。

ムルソーを代表する区画ペリエールの上部に位置する村名区画ムルソー・ス・ル・ダヌ、ショーム・デ・ペリエールのシャルドネを使用。元々休耕地だったこの地にブドウを栽培する際、あまりに表土が薄かったためINAOの許可のもと土を盛ったところスキャンダルとなりそれ以降ずっとブルゴーニュに格下げされています。

しかし樹齢も40年に達しており、本来の土壌のポテンシャルを十分に発揮。ミネラリーながらも厚みのある上質な仕上がりで、最高峰のブルゴーニュ・ブランの名に恥じぬ品質です。

北東向き、ムルソー側のヴィルーに隣接しているオーセイ・デュレスの区画レ・ヴィルー。

オーセイ・デュレスらしいタイトな酸とミネラルにムルソーらしいふくよかな果実を併せ持った仕上がり。お買い得な1本です。

ル・クルーは他のムルソーに比べて標高が高く、石灰質の強い土壌。その為非常にミネラル感が強く、繊細な味わいです。

レイモン・デュポン・ファンの所有するムルソーの中で最も力強いのがこの東向き区画のティレ。

完熟ではなく適熟で収穫する事でフレッシュ感のある酸を保ち、透明感のある仕上がりに仕立てています。

1981年に21歳で独立し、注目の若手と言われていたジャン・フィリップ・フィシェですが、今年で57歳。生産者としてもう熟練の域に達し実力的にもトップ生産者に迫っています。

メ・スー・シャトーはムルソー中央に位置する西向きの村名区画で、市庁舎の下に位置する区画の為、北風が遮られています。樹齢は55〜60年。

これぞムルソーというべきリッチな果実味とミネラルのバランスの良い仕上がり。

村名区画の中でも高品質なワインが出来上がる事で知られるシュヴァリエール。表土は30〜40cm程と薄く、冷涼な区画。フィシェの使用する畑は斜面中腹、北東向きに広がっています。

フレッシュかつ繊細でミネラリーなイメージから時間とともにムルソーらしい豊満かつ華やかな味わいに変化していきます。

最後にご紹介するのは最近注目の若手生産者テシエ。

生産量も少ない上に最近のムルソーは収量も激減していますので一向に割当が増える気がしません。笑

在庫限りで再入荷はありませんのでご興味のある方はお早めにどうぞ。

ムルソー村以外に所有する唯一のワイン。ピュリニー・モンラッシェ内のムルソーと隣接した区画でピュリニーらしい酸が特徴の優れたブルゴーニュ・ブラン。

プルミエ・クリュ、グット・ドールから少し北に位置する優れた区画でシュヴァリエールとともに村名区画を代表する区画。

カス・テットもグット・ドール上部にある優れた村名ですが、グラン・シャロン、シュヴァリエールに比べて面積が狭く見逃されがちな区画。ミネラルが豊富な区画で15年という温暖なヴィンテージにも関わらずフレッシュな酸もありバランスが取れています。

ジュヌヴリエールに隣接する区画ポリュゾの中でも優れたポリュゾ・ドゥス。

テシエの所有する畑はジュヌヴリエールに隣接したポリュゾの中でも優れた場所にあります。

表土の薄い東向き斜面で凝縮感ある果実味とそれを覆うミネラルによる緊張感ある味わい。

ムルソー3大プルミエ・クリュの１つシャルムも区画が大きくピンキリですが、テシエの所有するのは優れたシャルム・ドゥス。

同じくムルソー3大プルミエ・クリュ、ジュヌヴリエール。こちらもポリュゾ・ドゥスに隣接する上部区画。ポリュゾより更に石灰が強いため、緻密かつ奥行きのある味わい。

テシエの所有する畑の中では樹齢は若いですがそれでも傑出した出来映えのムルソーです。