“Z世代”が造るトスカーナのナチュラルワイン!

“Z世代”って何??? と悩んでしまいました…(笑)

1996 年以降に生まれた世代のことだそうです〜

どんな業界にも新しい世代が現れてきますが、ナチュラルワインの世界にも遂にミレニアル世代の次となるZ世代(1996 年以降に生まれた世代)の造り手が現れました。

22歳と20歳の若者が立ち上げたワイナリー!!

現在22歳と20歳のマッテオとルカのストッピーニ兄弟が、ウンブリアとトスカーナの境界で2019 年に立ち上げた、イ・カンジャンティです。

畑はヴィノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノの中心にあります。

しかし、二人はDOCG ワインには全く興味がなく、全てテーブルワインのカテゴリーにしてナチュラルワインを造っています。このため、赤ブドウと白ブドウを混醸したキュヴェや、プリニョーロ・ジェンティーレ(サンジョヴェーゼ・グロッソ)のフリッツアンテなど、これまででは考えられない、とても自由なワイン造りをしています。

家族一人一人のポートレートになっている斬新なエチケットも魅力的。

既にアメリカ、イギリス、デンマーク、オーストラリアに輸出され始めています。

20代前半でワインを作り始めるなんて、、、凄いですね。

しかも既に世界に輸出されているなんて、若い世代の新たな挑戦

ワクワクするようなワインが次々と出てくるので、追いかけるのも大変です。

トスカーナという伝統の産地に吹く新しい風

今後がとても楽しみな造り手がまた新たに登場です!!

 

I Cangianti

イ・カンジャンティ

イ・カンジャンティは、ウンブリアとトスカーナの境界に誕生したユニークなワイナリーです。ワイナリーを運営するMatteo & Luca Stoppininマッテオとルカのストッピーニ兄弟は、まだ22歳と20歳。

学校でブドウ栽培やワインについて学んだことはなく、別の分野の勉強をしていました。しかし学業を修めた後、オフィスで働くよりも自然の中で自然と触れ合って働きたいと思い、家族と共に2019年にワイナリー設立し、全くゼロからスタート。

二人は、イタリアで数多く行われるワインのイベントに参加してワインを味わってみたものの、気分が悪くなることが多く、それで、誰もが味わえるナチュラルワイン造ろうと思い立ったのだそうです。二人は、祖父母が造っていた古き良き自然なワインを現代に蘇らせたいと思い、祖父母から受け継いだ伝統と教えを現代にアジャストさせてナチュラルワイン造りを始めました。

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2019 Vino Bianco Confine
ヴィーノ・ビアンコ・コンフィーネ

価格:¥3,400 (税抜)

品種;サン・コロンバーノ100%

トスカーナの白の地場品種サン・コロンバーノをマセレーションして醸造したキュヴェ。ヴィーノ・ビアンコ

ミディアムのアンバー/オレンジの色合い。リンゴやハチミツや花梨、アカシアなどの香り。微かにハーブのニュアンス。ソフトでまろやかで瑞々しいアタック。口中には夏ミカンやオレンジ、グレープフル-ツなどの果実味に微かに皮やジンジャーのニュアンスが感じられる。フィニッシュには柑橘果物の旨味がゆっくりと広がる。

Confine コンフィーネとは『境界』を意味します。ストッピーニ兄弟は、ウンブリア人であり、ほぼ毎日トスカーナとウンブリアの境界を越えて畑に仕事に行っています。またこのワインの色合いは境界で見られる早朝の日の出の色を思い出させてくれるため、このように命名されました。エチケットは、マッテオとルカの母であるシルヴィアを描いたデザインです。

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2019 Vino Rosso Ambiguo
ヴィーノ・ロッソ・アンビクオ

価格:¥3,400 (税抜)

品種;プリニョーロ・ジェンティーレ50%+サン・コロンバーノ50%

赤ブドウと白ブドウを混醸した個性的なキュヴェ。ヴィーノ・ロッソ

濃いサーモンピンクの色合い。木イチゴやレッドベリー、土や落ち葉のニュアンス。しっとりした口当たり。ドマトやイチゴ、レッドベリーを思わせる旨味のある瑞々しい口中。余韻には心地良いタンニンとミネラルが残る。

Ambiguo アンビクオとは、『曖昧』という意味です。このワインは、赤ブドウと白ブドウのブレンドであるため、両方の味わいが感じられ、ブドウの種類を推測することが難しいことから『曖昧=アンビクオ』と命名されました。エチケットは、兄のマッテオ・ストッピーニを描いたデザインです。

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2019 Vino Rosso Murato
ヴィーノ・ロッソ・ムラート

価格:¥3,400 (税抜)

品種;プリニョーロ・ジェンティーレ100%

ヴィノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノで栽培されたプリニョーロ・ジェンティーレ100%で醸造したヴァン・ド・ソワフ。ヴィーノ・ロッソ

濁りのあるミディアムのコッパーの色合い。チェリーやトマト、ラズベリー、オレガノ、レッドプラムなどの香り。生ハムやトマトの染み入るようなジューシーさが感じられる柔らかい口中。フィニッシュには微かにハーブやトマトのニュアンスが残る。

Murato ムラ-トとは、『エトルリア様式で囲まれた壁』を意味します。発酵中、マストの上には果帽の壁が作られることから、このうように命名されました。エチケットは、ストッピーニの家族の協力者であるダニーロを描いたデザインです。

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2019 Vino Rosso Promiscuo
ヴィーノ・ロッソ・プロミスコ

価格:¥3,400 (税抜)

品種;プリニョーロ・ジェンティーレ50%+ガメィ・デル・トラジメーノ(グルナッシュ)50%

プリニョーロ・ジェンティーレにウンブリアの地場品種をブレンドしたトスカーナとウンブリアのマリアージュとなる赤のキュヴェ。ヴィーノ・ロッソ

ルビーレツドの色合い。チェリーやラズベリー、ブラッドオレンジ、ハーブ、砕いた岩などの香り。アタックは柔らかくフレッシュで、クランベリーやレッドベリーのニュアンスが感じられる。エレガントでジューシーで冷涼感のある口中。フィニッシュには心地良いタンニンが広がる。

Promiscuo プロミスコとは、『異なる要素のミックス』という意味です。このワインのブレンドを象徴している名前です。エチケットは、マッテオとルカの父であるアルフィオを描いたデザインです。