2017.06フランス・オールド・ヴィンテージ・ワイン入荷
今月もフランス各地のオールド・ヴィンテージが入荷しましたので、一挙ご紹介です。
凄まじくレアなものも出てきているのでお見逃し無く!!
まずはシャンパーニュから。
N.V. Private Cuvée Brut 375ml / Krug 会員価格45,000円(税抜)
クリュッグのグラン・キュヴェの前身がこちらプライヴェート・キュヴェ。1978年以前に造られていました。ハーフだったので迷いましたが、滅多にお目にかかれないですし色調が良かったので入荷。
1996 Château Petit Bocq 会員価格10,260円(税抜)
ロバート・パーカーにサン・テステフで最も享楽的なワインの1つと言われたプティ・ボック。
96は果実味豊かでボリューム感のある仕上がりで、5級シャトーは軽く凌ぐクオリティ。
マイナーな為お買い得な価格に仕上がっています。
現行のプティ・ボックとはラベルがもはや別物ですね。
(左;現行、右;過去ラベル)
続いてブルゴーニュ
1994 Meursault 1er Cru les Santenots / Domaine Monthelie Douhairet Porcheret 会員価格15,030円(税抜)
今月のポルシュレ・オールド・ヴィンテージは初の白!
ムルソーの北部ヴォルネイとの境にあるサントノはシルトを含んだ泥灰土、東向きの斜面。
長熟向きのワインが生産される畑として著名なので20年近い熟成を経ていますが、丁度飲み頃かと思います。
1996 Beaune 1er Cru Clos de la Féguine (Monopole) / Domaine Jacques Prieur 会員価格11,970円(税抜)
1990年よりナディーヌ・ガブリンが醸造に携わると復活を果たしたジャック・プリウール。1997年にはナディーヌ・ガブリンはルヴュ・ド・ヴァンで女性として初めてワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。
今回入荷したのはジャック・プリウールのモノポール、クロ・ド・ラ・フェギーヌ。
ボーヌ中央上部に位置する区画で急勾配の南向き斜面に広がっており、表土の薄い粘土石灰質土壌。
元々採石場だったこともあり、非常にミネラル感の強いワインが産出される優れた区画。
今飲んでも美味しいですがもう少し熟成させても良いかもしれません。
続いてローヌ
2001 Côte-Rôtie Champ le Seigneur / Domaine Jean Michel Gerin 会員価格10,980円(税抜)
コート・ロティの優良生産者の一人ジャン・ミシェル・ジュラン。個人的には白の方が好きな生産者ですが、評価紙的にはこの頃は赤、白ともに高品質なワインを造っていると評価されています。
2001年は北ローヌの赤は当たり年ですが、ジャン・ミシェル・ジュランにとっても成功を収めたヴィンテージ。果実味豊かでゴージャスなモダン・スタイルのコート・ロティ。この価格はお買い得です。
最後はロワール
2008 Chinon l’Huisserie / Domaine Philippe Alliet 会員価格6,120円(税抜)
ロワールのカベルネ・フランと言えばソミュール・シャンピニーとシノンが代表格。
そのシノン最高峰の一人がフィリップ・アリエ。
アリエは90年代から結構な数揃えていたのですがここの所大量に売れてしまったので新入荷のアイテムのみとなってしまいました。
リュイスリーは南向き斜面、フリント混じりの粘土の薄い表土のある粘土石灰質土壌。
その為ミネラルが強く非常に繊細かつエレガントなカベルネ・フランが出来上がります。
熟成させたフィリップ・アリエは別格の美味しさです。
1989 Pouilly Fumé Silex / Domaine Didier Dagueneau 会員価格80,730円(税抜)
ダグノーのシレックス1989年。激レアです。まず見つけるのが難しいと思います。
現行より遡って2つ前のラベルの時代です。
この頃はキャップセル付けていました。
液面、色調完璧でキャップセルも回ります。
我慢できずに仕入れちゃいました。
多分最初で最後の入荷となると思います。