ユニークな新規取り扱いシャンパーニュ

ワイン暦 2017年2月12日 Anyway Grapes Leave a comment

今日はシャンパーニュの新着のご案内。

まだあまり日本のワインショップには並んでいないマイナーながらも上質なシャンパーニュのご紹介します。

今回のシャンパーニュの輸入元さんはブログ担当者のフランス留学時代の友人で、ランス出身の方。しかもアヴィーズの醸造学校を出ていると言うシャンパーニュのスペシャリストで、向こうにいたときも良く一緒に試飲会に参加していました。当時はシャンパーニュド素人だった為、あれこれ言われても何言っているのか分かりませんでした。笑

FBで久しぶりに連絡とってみたところ日本にいてワインのインポートをしているとの連絡を貰い、じゃあ暇なときに来てよというといきなり生産者と来店。サンプルも非常にレベルが高く、ユニークな視点で生産者を探しているので取引開始しました。（正直侮っていました。すまぬ。）

大阪に拠点を置いているそうで、東京へは初めて卸したみたいです。

3生産者のご紹介です。

Bourdaire Gallois

ミニエール、フランシス・ブラール、シャルトーニュ・タイエ等今をときめく生産者がいるマッシフ・ド・サン・ティエリー、プイヨン村に本拠地を構える生産者。

ピノ・ムニエをメインにシャンパーニュ造りを行っており、なんと所有面積の85%がピノ・ムニエとの事。ピノ・ムニエといえばヴァレ・ド・ラ・マルヌのイメージが強いですが、力強いヴァレ・ド・ラ・マルヌに比べてマッシフ・ド・サン・ティエリーは砂質土壌のためよりフレッシュかつフルーティーに仕上がります。しかも砂質土壌のテロワールを表現する為にトラディション・キュヴェからノン・ドゼという力の入れ具合。ランスの三ツ星アシェット・シャンプノワーズ他、ミシュラン星付きにオン・リストしている実力派です。

ここの当主が輸入元さんと一緒に来店しました。ミニエールもシャルトーニュ・タイエもフランシス・ブラールも当主の方と知り合いだそうです。

今回は2アイテム入荷。

N.V. Brut / Bourdaire Gallois 会員価格5,400円(税抜)

ピノ・ムニエ100%、ノン・ドゼ、瓶熟4年という驚きのトラディション・キュヴェ。

ドザージュしていませんが、瓶熟を4年行っていることでブドウ本来の旨味がしっかり出ておりドライさを感じさせません。フレッシュ、かつジューシーなシャンパーニュで仄かなストラクチャーとアフターに残る塩味が特徴的。

N.V. Rosé Brut / Bourdaire Gallois 会員価格6,300円(税抜)

こちらもピノ・ムニエ100%、そのうち21%がピノ・ムニエから造られる赤ワインをブレンドしています。輸入元さんが醸造学校で学んだ内容では赤ワインのブレンドは10%前後が最適だと教わったそうで、飲んで驚いたそうです。こちらも瓶熟3年。

続いて

René Collet

コート・ド・セザンヌ、フォンテーヌ・ドニ村に本拠地を構えるレコルタンで2002年に3人の息子が参入して以来品質が向上。ギド・アシェットで星を獲得した他、才能ある若いワインメーカーを決定するコンクールでルネ・コレの造るアンティム・サンサションが見事選出されるなど注目のレコルタンです。輸入元さんの話だとコート・ド・セザンヌは面白いことに見事にシャルドネに向いた村とピノ・ノワールに向いた村が分かれているそう。その中でもフォンテーヌ・ドニは数少ない両方に向いた斜面、土壌を持つ村だそうです。

3アイテム入荷。

N.V. Réserve Brut / René Collet 会員価格5,400円(税抜)

シャルドネ50%+ピノ・ノワール50%。36%を樽発酵。瓶熟3年。ドザージュは9g/L。バランスが良くやわらかな味わいで誰が飲んでも美味しく感じるスタンダード・キュヴェ。

N.V. Anthime Héritage / René Collet 会員価格11,520円(税抜)

シャルドネ60%+ピノ・ノワール28%+ピノ・ムニエ12%。樽発酵、樽熟成、マロラクティック発酵無しで瓶熟は6年。ドザージュは5g/L。ルネ・コレの上級キュヴェです。生産本数は1500本強。

2011 Anthime Sensation / René Collet 会員価格12,060円(税抜)

シャルドネ19%+ピノ・ノワール81%。樽発酵、樽熟成。瓶熟は5年でドザージュは6g/L。

才能ある若いワインメーカーを決定するコンクールで見事選出された上級キュヴェのロゼ。

最後は

Yves Ruffin

シャンパーニュで初めてビオロジー栽培を始めたレコルタン・マニピュラン、イヴ・ルファン。

ずっとアンドレ・ボーフォールが最初だと思っていましたが、自分で書いた生産者ページに確かに2番目って書いてありました。アンドレ・ボーフォール、エグリ・ウーリエのフランシス・エグリ、ジャック・セロスのアンセルム・セロスも先代ティエリー・ルファンの元でビオロジー栽培を学んだ程シャンパーニュでは尊敬を集める生産者。残念ながらティエリー・ルファンは亡くなってしまいましたが、現在は妻のシルヴィー・ルファンによって夫の哲学そのままにシャンパーニュ造りが行われています。ミニエール同様スタンダード・キュヴェに瓶熟5年掛ける丁寧な造りで、一部のキュヴェには超高級品であるアカシアの樽が用いられています。

3キュヴェ入荷しました。