5月新着フランス・ワイン
今日はサヴォワの話は一旦置いておいて新着アイテムが結構入荷しているのでご紹介です。
今回はフランス・ワインをご紹介します。
まずはアルザスから。
2014 Sylvaner Lutzeltal / Domaine Agathe Bursin 会員価格2,520円(税抜)
メイユール・ヴァン・ド・フランス2017年度版で1ツ星を獲得しているアガット・ブルサン。
アルザス南部ウェスタルタン周辺に畑を所有しており、評論家からはしばしば南アルザスで最もピュアかつ洗練されたワインを造っていると言われています。
年々品質が向上していますが14年ヴィンテージは特に優れた出来映え。
南西向き区画、粘土の少なく表土には小石が多く転がる石灰質土壌リュッツェルタルで栽培される樹齢60年に及ぶシルヴァネールを使用。
上キュヴェのエミネンスよりもドライに感じますが洗練された上質なシルヴァネール。
2014 L’As de B / Domaine Agathe Bursin 会員価格2,520円(税抜)
ボーレンベルグで栽培される6品種の混植混醸キュヴェがこのラス・ド・ベー。L’Assemblage du Bollenbergの略語です。
リースリングらしいアロマにミュスカのフローラルかつ心地よいノートなど複数の個性が高レベルで纏まっておりフレッシュかつ複雑な仕上がりになっています。
続いてボジョレー
2014 Fleury / Domaine Julien Sunier 会員価格3,040円(税抜)
昨年は入荷しませんでしたが毎年即完売してしまうヌーヴォーでお馴染みのジュリアン・スニエ。
2017年度版のメイユール・ヴァン・ド・フランスで初掲載を果たしました。
アルザスのアルベール・ボクスレー、ブルゴーニュのジョルジュ・ルーミエでの修行を経て2008年に設立したばかりのまだまだ新しいドメーヌなので今後も期待大です。
フルーリーは標高470m南東から南西向きの区画。表土は非常に浅く花崗岩の母岩に近い傑出したテロワールを有しています。
スミレやフランボワーズ、ストロベリーなどの赤系果実が主体のアロマ。非常に繊細でミネラリーな仕上がりです。
辛口ガローニが92点付けた注目のクリュ・ボジョレー。
2014 Morgon / Domaine Julien Sunier 会員価格3,040円(税抜)
標高280〜420mの表土が砂質で覆われた花崗岩質土壌。
女性的なフルーリーに対して、スパイシーさがあり、ブラックチェリーなどより豊かな果実感にソフトなタンニンを感じる男性的な仕上がりのモルゴンです。
最後にプロヴァンス
2013 Cassis Blanc Cuvée Spécial Marquis de Fesques / Domaine du Bagnol 会員価格4,500円(税抜)
プロヴァンスの小さなアペラシオン、カシーで優れたワインを生み出しているドメーヌ・デュ・バニョル。メイユール17年度版にも掲載されている優良生産者です。
マルキ・ド・フェスクはカップ・カナイユの麓ピュイ、ベル・ヴューの区画で栽培される樹齢40年以上のマルサンヌとクレレットを使用。1200Lのフードルで発酵、熟成を行ったスペシャル・キュヴェ。
フレッシュさを失う事無く凝縮感、厚みのある仕上がりで今飲んでも美味しく熟成ポテンシャルもある最高峰カシー。