今日はローヌ地方の新着ワインのご紹介です。

先月実はこっそり来店してもらっていたヴァケラスの人気生産者ドメーヌ・デ・ザムリエと非常にエレガントなシャトーヌフを生み出すヴュー・ドンジョンの最新ヴィンテージが入荷しました。

ヴュー・ドンジョンは2017年度版メイユール・ヴァンで遂に3ツ星に昇格！！

シャトーヌフの3ツ星はこれで、ラヤス、クロ・デュ・モン・オリヴェ、ヴュー・ドンジョンの3生産者に。ローヌ地方全体でも7生産者しか存在しないので名実共にローヌ地方のトップ生産者の仲間入りですね。

ザムリエもサン・デュ・カイユと並びヴァケラスのトップ生産者とし毎年安定して高品質かつエレガントなワインを低価格で提供してくれる貴重な生産者。

まずはザムリエからご紹介。

アロマティックかつオイリーな果実味が楽しめるザムリエの希少な白ですが、今年からクレレットが20%程加わったことから昨年より更に複雑な仕上がりになっています。

低価格ながらも豊かな果実味と熟したタンニンによる骨格のある上質な味わいのコート・デュ・ローヌ。

ザムリエのスタンダード・ヴァケラス。

来店したときに質問しましたが、ジゴンダスよりもヴァケラスの方が若いうちから楽しめる近づきやすいワインが出来るそうです。ザムリエのヴァケラスで最もフレンドリーなのがこのシニャチュール。

発酵、熟成はコンクリート・タンク。

5年以内に消費するのが良いそうです。

樹齢の古いブドウが使用されているため、シニャチュールよりも凝縮感があり奥行きのある味わい。

こちらも若いうちから楽しめ、最大で10年程の熟成が可能だそうです。

ザムリエの最上級キュヴェ、オート・テラス・シラー。樹齢40年程のシラーを使用し、コンクリート・タンクで発酵。600L樽で熟成させています。シラーの繊細かつ力強いタンニン、旨味が凝縮していて複雑味も感じられ、長い余韻が堪能できます。

続いてヴュー・ドンジョン

ルーサンヌとクレレットのブレンドで造られるヴュー・ドンジョンの白。

生産量の大部分が赤のため白は本数が多くありません。

15年は温暖だったため果実味豊かなヴィンテージになりましたが、ヴュー・ドンジョンのシャトーヌフはバランスよく仕上がっています。

ヴュー・ドンジョンは樹齢100年以上の古樹を多数所有しているにも関わらずプレステージ・キュヴェを造らない生産者。

つまり樹齢100年以上のブドウも全てスタンダード・キュヴェに贅沢に使用されている為非常にお買い得とも言えます。

実際2014年ヴィンテージはメイユールで18.5点を獲得。

例年通り非常にエレガントなシャトーヌフに仕上がっています。

こちらはマグナム・サイズ。

2017.4南ローヌ新着