ブルゴーニュ・オールド・ヴィンテージ新着

この間の定休日は勉強会という名の酒盛りでした。

今回も持ち寄りでいいワインを沢山飲みましたが、やっぱり1杯ずつ集中して飲むと想像以上に疲れますね。一部の方に飲んでる量がおかしいと言われたりもしますが適量です！

やはり気軽に飲めるワインも挟まないと体力持ちません。（毎回言っているのに学ばないんですが。）

さて久方ぶりにオールド・ヴィンテージが大量に入荷しました。

あまりにも多いので２回に分けてご案内します。

今日はブルゴーニュ。

まずは白から

先代の頃のマルク・モレ。懐かしいエチケットです。

シュヌヴォットはモンラッシェより上部にある比較的広大なプルミエ・クリュ。南南東向きの区画で風の通りがよく、日照量も豊富なため熟した豊かな果実と土壌由来のミネラリーなフレーヴァーが感じられます。

ピュリニーの大御所エティエンヌ・ソゼ。

現当主ブノワ・リフォーが参入した記念すべきヴィンテージ。ソゼも成功を収めた2002年。

ブルゴーニュ公フィリップ・ル・ボンへのオマージュから命名。アンドレ・ポルシュレが醸造責任者だった頃のもの。エレヴァージュはモメサンです。

ベルナール・グリヴレというと分かりにくいですが、所謂グリヴレのワイン。当主の名前でもリリースしていたみたいです。しかもシャブリ！赤はたまに見かけますが白は本当に久々です。裏ラベルはいつものグリヴレ。

2002年にヴァンサン・ジラルダンに売却されたアンリ・クレール。

クラシックかつ色調の濃い豊かな味わいの白を生み出していました。

他のオールドに比べると色調が濃いですが、アンリ・クレール自体の造りが濃いだけで状態に問題はありません。

続いて赤。

ショレイ・レ・ボーヌの優れたドメーヌ、トロ・ボー。抜群の安定感を誇るドメーヌです。

レ・ヴェルコはコルトンの丘中腹に位置する南向きの区画。表土が薄く、力強くもエレガントなワインが生み出される優れたプルミエ・クリュ。07は涼しかったので飲み頃になっているでしょう。

ジャン・グロの次男ベルナール・グロによってワイン造りが行われているグロ・フレール。

グロ家の中では力強いワインを生み出しています。

今回入荷したのはパスグラ。笑

輸入元の方が泣く子も黙る90年って言ってました。色調もよく興味深い1本です。

ジャン・ジャック・コンフュロンと兄弟に当たるクリスチャン・コンフュロン。

かつてはミュジニーなども所有していた由緒ある生産者です。

非常にクラシックかつ実直なワインを生み出しています。派手さ、きらびやかさというよりもしみじみ系な味わい。

クロ・ド・ヴージョの最大所有者シャトー・ド・ラ・トゥール。

クラシックなワインを生産しているため飲み頃になるまで時間がかかりますがそろそろいい感じになっていると思います。クロ・ド・ヴージョの上段から下段まで幅広く所有しており、クロ・ド・ヴージョのテロワールを理解するのに最適な生産者です。

久々登場のジャン・グロ。ラベルに傷がありますが状態は良好です。

最近トルショやルネ・アンジェルはもはや手の届かないところまで行ってしまいましたが、ジャン・グロはいつまで入荷するんでしょう。

先代の頃のドニ・モルテ。息子のエレガントなジュヴレもかなりレベル高いですが、やはり熟成した先代ものは格別。パワフルかつしなやかな頃のドニ・モルテ。晩熟型ですが飲み頃に差し掛かりつつあります。

同じく98ヴィンテージ。以前飲んだ時にバランスが格段によく惚れ込んだワイン。若いうちから近づきやすかったですがこちらも熟成ポテンシャルの高い1本。