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ボルドー地方 (2005)

2005年は非常に乾燥していましたが特別な年になりました。
実際にソーテルヌ地区は1897年以来最も乾燥した年に位置づけられます。
この水分不足は非常に良い開花を可能にしました。
更に9月には軽い雨と甘暖かい気候からボトリティス・シネレアが晩期発生。
この年の気候条件は傑出的で出来上がったワインも素晴らしいものになり、ソーテルヌ地区では10月の始めから終わりに掛けて収穫が行われました。

グラーヴのブドウ畑も同様に偉大なワインの生産が可能な傑出した気候条件でした。この気候から非常に好ましい生育サイクルが広がります。ブドウは非常に美しい凝縮感を持った完璧な成熟を迎え、この年はブドウ畑全体で素晴らしいヴィンテージとなり、一部のドメーヌでは伝説的なヴィンテージとなりました。

メドック地区の気候条件は南のブドウ畑や左岸に比べて若干異なります。
冬は例年の平均気温よりも少しだけ寒く、ブドウの成長を損なうものではないものの発芽は数週間遅れました。しかしその後は素晴らしい環境に恵まれ、ブドウは完璧な健康状態で収穫されています。2005年のメドック地区は疑う事なく偉大なワインが出来ています。

右岸も同様に素晴らしいものができました。ポムロル地区は特に偉大なヴィンテージを生み出すのに文句のない気候で、ワインは複雑、緻密で繊細かつ熟したタンニンを持っており長期熟成に向いたものになっています。
サン・テミリオンも同様に完璧な天候で偉大なワインが出来ました。

[参照元: www.vin-vigne.com]