2018.2月オールド・ヴィンテージ・ワイン入荷

先月のブルゴーニュ以外のオールドのご紹介もまだ済んでいませんが今月もオールド・ヴィンテージが入荷しました。

先月入荷したものはご紹介前に大分無くなってしまいましたので合わせてご紹介します。

まずはブルゴーニュから。

シャトー・コルトンというと聞いたことない方が殆どだと思いますが、シモン・ビーズは有名ですね。

こちらは所謂メタヤージュ（分益耕作・・・生産者が畑を借りて葡萄を栽培・醸造し、出来たワインを地主と折半する）もの。1990年より友人であるビーズ家に貸し出されている畑で、醸造ももちろんシモン・ビーズで行われています。

ビーズ・ラベルではない分お買い得な価格で楽しめるのもグッド。

今飲んで美味しい97ヴィンテージです。

マルサネを代表する生産者の一人にして、クレール・ダユの血統を継ぐドメーヌ・バール。

バールの所有する畑の中でも力強く凝縮感のあるワインを生み出すレ・シャン・サロモン。偉大な90ヴィンテージです。

ラベルが今と違いますね。

今は無きヴォーヌ・ロマネの名ドメーヌ、シャルル・ノエラ。

ヴォーヌ・ロマネ村のグラン・クリュやプルミエ・クリュが有名ですがサヴィニー・レ・ボーヌのナルバントンが入荷。

ナルバントンは長熟かつ濃密なワインが生み出されるボーヌ側に位置する優れたプルミエ・クリュです。

続いてジュラ

ジュラを代表するワイン、シャトー・シャロンの名手マクル！！

現状日本では入手が難しくなっているジュラ最高峰の作り手ですが、ありがたいことに希少なオールドものが入荷しました。

シャルドネ主体に少量のサヴァニャンをブレンドし、ウイエ(補酒)せずに作られるコート・デュ・ジュラ。マクルの名前を著名にした先代ジャン・マクル時代のものです。

こちらも先代ジャン・マクル時代のコート・デュ・ジュラ。

ミニ・ヴァン・ジョーヌと呼ばれる一品。ヴァン・ジョーヌより早く円熟を迎えますがそれでも長熟。今飲んでも寝かせてもOkです。

こちらは現当主ローラン・マクルが当主に就任した記念すべきヴィンテージ。

贅沢に先代と飲み比べしてみたいですね。

ラストはローヌ

以前は大量に扱っていた懐かしのクロ・デュ・カイユ。

クルテザンにあるガレ・ルーレ土壌の区画ガリーグで栽培されるヴィオニエとクレレット、ブールブランに砂質土壌の区画カイユで栽培されるルーサンヌとグルナッシュ・ブランのブレンド。優れたヴィンテージだった07らしさが存分に発揮された仕上がりです。

クローズ・エルミタージュを代表する生産者アラン・グライヨ！

久々に出てきたオールド89年ヴィンテージ。

ドメーヌを設立してからまだ間もない頃の貴重な1本で、89ヴィンテージはグライヨも成功を収めたヴィンテージです。

1800年代後半から作られていたネルトのスペシャル・キュヴェ。ネルトが所有する中でも古木(平均樹齢70年)のグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルを使用し、優れたブドウが収穫された時のみリリースされるキュヴェです。

傑出した1990年ヴィンテージ以降4年間雨に覆われた南ローヌに喜びをもたらした95年ヴィンテージ。

ローヌ地方の甘口といえばこのミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ。

ブランデーを添加し発酵を止めて作られる酒精強化ワインの一つ。

熟成によりアルコースも穏やかになっているのでナイトキャップにどうぞ。