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2006年は、ここ10年で最も成功した偉大で傑出した2005年に比べると確かに小さいように見えますが成功を収めています。
中でも最も成功を収めたのはサヴォワとルーセットです。
2006年の気候条件は2006年7月まで前年2005年をなぞっています。冬は寒かったものの春は3月から急速にスタート。その後も最高平均30℃に届く7月まで上昇は止まりませんでした。この恵まれた環境で殆どのブドウは大きな恩恵を受けましたが8月はブドウの成熟にとって非常に悪影響を及ぼします。
7月から8月に掛けて突然30℃から23℃に気温が下落したことによりブドウの成熟は止まり、非常に緩やかになります。9月に起きた小さなリバウンドによってブドウは成長を再開しますが多くのブドウは希薄化し、酸が高すぎるものになりました。
いくつかの区画では雨によって品質が低くなっています。区画ごとに出来は異なっており、畑仕事を念入りにした生産者は報われました。
最終的にはサヴォワ、ビュジェはこのコンディションを良い方に導く事が出来、良いヴィンテージとなっています。