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2007年は明らかに前年を上回る出来でアペラシオン、ワインの種類、ドメーヌ全体を通してブドウの出来は均一です。
特に良いのはモンドゥーズに見られる赤ワインで良好な、熟成の見通しのついた物が出来ました。シニャン、シニャン・ベルジュロン、アビーム、モンテミノ、モントゥは非常に綺麗なワインが、モンドゥーズ、プールサール、ガメイは非常に興味深いものが、ジャケール、アルテスも非常に良質なものが出来ています。
しかしこの年は栽培が難しい年でした。冬はサヴォワ、ビュジェでは例外的に穏やかでこの年の最低気温は2つの地方で1.5〜2℃を記録しました。春も駆け足に殆ど夏のような気温まで上昇した為、ブドウは3月に生育サイクルをスタートしますが同時に病気の圧力も経験しています。
開花は6月に行われ、順調に進みましたが季節平均を上回る降水量によってブドウの成熟は破壊されてしまいました。また収量を制限しなかった生産者はブドウの希薄化を止める事は出来ませんでしたが、しかしながら白ブドウとモンドゥーズはこの気候にうまく適応し、素晴らしいワインが出来ています。