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アルザス地方 (2003)

フランスの至る所で見られたようにアルザスも灼熱の年になり、穏やかな春と猛暑となった夏の影響を受けてブドウの生育サイクルは早まります。

驚くべき事に冬は厳しく、1月、2月は霜の季節でした。夏の間はアルザス地方でも40℃を超えるなど、この天候の乱れはブドウの良質かつ健康な成熟に影響を与 えました。実際このような旱魃からブドウの病気には掛かりませんでしたが一方で糖度が上がりすぎて酸が不足するアンバランスな成熟を迎えます。結果リース リングでは>高い品質のものが生み出されましたが、その他の品種であるシルヴァネール、ミュスカ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ゲヴェルツとラミネールでは>酸が不足しているためリースリングのように熟成は厳しいでしょう。

収穫はクレマンで8月25日、AOCアルザスとアルザス・グラン・クリュで9月8日、ヴァンダンジュ・タルディヴとセレクション・ド・グラン・ノーブルで9月15日 から例年よりかなり早く始まりました。この年セレクション・ド・グラン・ノーブルの生産は殆どありません。

[参照元: www.vin-vigne.com]