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アルザス地方の2012年は比較的均一な結果の得られた良年になりました。リースリングはとても繊細で香り高く、ピノ・ノワールも美味しいです。ゲヴェルツトラミネールやその他の品種のヴァンダンジュ・タルディヴやセレクション・ド・グラン・ノーブルも良い出来で、最終的にこの年は辛口白ワインの年と言えます。
気候を見ていくと比較的穏やかな秋から始まり、ブドウを冬休みへと引き連れます。ストラスブール側の気温は常に涼しく季節平均8℃を上回る事は殆どありま>せんでしたがそれとは反対にムルーズ側では12℃を記録しています。
冬はバー・ラン、オー・ランのブドウ畑に雨が降っているにもかかわらず乾燥して涼しいシーズンに。2月は更に気温が下がり氷点下を下回りました。これによ
りブドウ畑は清潔になり、日照量の豊富かつ定期的な雨が降った春も手伝って生育サイクルの素晴らしいスタートを切ります。
それとは反対に6月の終わりからの頻繁な降雨の影響を受けて夏は栽培が難しいシーズンになりました。7月から8月頭まで雨が多く記録されますが、8月中旬よ>り天候は回復し完璧な成熟に向かったブドウは9月の第2週から健康な状態で収穫されました。
収量は減少していますが凝縮感は約束されています。