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非常に特殊なヴィンテージとなった2003年の後、2004年は通常の気候に戻りました。収穫はクレマンで9月20日から、AOCアルザス、アルザス・グラン・クリュで9月30日から始まっています。
2004年の冬は雨が少なかった事を除いて古典的な気候でしたが、春は雨が多く湿潤な気候になった所為でウドンコ病が蔓延したため、気候が安定するまでに時>>
間が掛かります。夏はバランスの良い気候でしたが8月は雨が多い季節となり恵まれた季節ではありませんでした。しかし9月はブドウの成熟の最終段階に好ましい素晴らし>い天候に恵まれ、バランスの良い成熟に達した健康状態のブドウが収穫されています。
2004年はアルザスの偉大なヴィンテージとなる事はありませんでしたが良質なヴィンテージに挙げられます。リースリングとピノ・ブランが最も成功を収めましたが、ヴァンダンジュ・タルディヴとセレクション・ド・グラン・ノーブルはこの年も生産量が少ないままでした。