Alsace

アルザス地方



[Carte de l'aire d'appellation]. Retrieved from https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a6/Vignobles_alsace.png

フランスとドイツの融合

アルザスはフランス北東部ドイツ、スイスとの国境沿いに位置しています。アルザス料理や建物を見て分かるようにドイツの影響を色濃く受けている地域。これは>過去6回に渡り、フランス領、ドイツ領と入れ替わった歴史を持つ為です。またアルザスは美しい街並を持ち、ヨーロッパの中心とも言われるストラスブールがある など人気の観光地です。


高貴4品種

アルザス地方は日照量が多く、フランス一乾燥している為、北に位置していてもブドウ栽培が可能となります。アルザスワインと言えば、白ワインのイメージが強>く、実際に造られているワインもイメージ通り白ワインが93%を占めているなどフランスの中では特異な産地です。使用されるブドウはリースリング、ゲヴェルツト ラミネールなどドイツ系品種が多く、ミュスカ、ピノ・グリを含めてアルザスの高貴品種と呼ばれており、アルザスのグラン・クリュで使用できます。(一部例外>もあります)このようにグラン・クリュでも複数品種が使用できるため、フランスでは珍しくエチケットに品種表示があります。


アルザスの赤ワイン

アルザスでは唯一ピノ・ノワールだけがワイン用黒ブドウ品種で認められています。アルザスのピノ・ノワールはブルゴーニュのものとは異なり、酸がしっかりと>しておりタンニンのとけ込んでいるフレッシュでフルーティーなワインが多く造られていました。しかし近年になって、樽を効かせた凝縮感のあるピノ・ノワール>も生産されるようになりました。


高品質な甘口

アルザスワインで辛口白ワインと並んで有名なのがヴァンダンジュ・タルティヴやセレクション・グラン・ノーブルといった高貴品種から造られる甘口ワインです>。フランスの中でも有名なソーテルヌに並ぶ高品質な甘口ワインが造られています。その訳は、A.O.C.の中で最も厳しい規定が設けられており、高品質でなければ>そもそも造る事が出来ないからです。また貴腐菌が付いた年にしか造られないため、希少なワインでもあります。


テロワール×品種=

地殻変動の影響を受けたアルザスでは土地がパズルのように入り組んでいます。この為、ブルゴーニュのように多様なテロワールが存在していますが、アルザスで>は多様なテロワールに加えて先にも紹介した多様な品種が使用されているため、一層複雑さを増します。こういったテロワールからと品種からの両方からアプロー>チする事が出来るのがアルザスワインの醍醐味です。



ヴィンテージ情報

2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年
2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年


生産者一覧