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無惨な年となった2001年の後、2002年は古典的な気候条件でした。
秋は最低平均気温10.7℃、最高平均気温18.7℃、ピークは10月2日の25.6℃と穏やかで、ランスの気象台では降水量185mm を記録したように2011年を下回ります。
冬も秋の流れを汲み、平均気温は6.8℃まで下がり、コート・デ・バールでは一時マイナス15℃まで気温が急落していますが、冬の間の降水量は215mm、日照時間313時間、最高風速101km/hとこの年の冬は特に際立った事は起きていません。
春は日照時間613時間、平均気温19℃を記録。ブドウは一株当り平均14〜22房と素晴らしいスタートを切ります。いくつかの古典的な朝霜と雹害があったにも関わらずブドウは良く持ちこたえ、この優れた春から均一かつ早期開花が促されます。
夏は日照時間が526時間と豊富で、夏を通してフランスの平均降水量を下回る降水量を記録。ウドンコ病の攻撃を除いてブドウの病害は極僅かでした。
しかし場所によっては水分ストレスが発生した事に注意が必要です。
9月にはブドウ畑に雨が落ちた事からブドウの重量オーバーの恐れがありましたが幸いな事に太陽はすぐに戻り、ブドウの完璧な成熟の為の最後の時間を提供します。
収穫は快晴の中、コート・ド・ブランとコート・デ・バールで9月12日から、他の地域で9月16日〜26日の間に開始されました。
2001年は永続的な雨が記録された年になりましたが2002年は降水量が平均で30%減少し、収量も減少。
しかしながら2002年のシャンパーニュは卓越したヴィンテージとなりました。