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2008年のシャンパーニュ地方は特に寒さを記録しました。生産者たちはいつものように自らのステップを設定し仕事を適合させる為に大自然に耳を傾けながらもう一度この困難な天候に挑戦します。
10月から既に寒い年になる兆候が現れ、実際に5日あたりから気温は早くも半分まで落ちました。11月も降水量30mmとマイナス7℃を記録、12月も気温の急落は続き22日にはマイナス10℃を記録しています。
その後1月には雪解けが始まる穏やかな季節になったと思いきや、2月はまた寒さが戻り、3月から4月中旬にようやく零度以上になりました。このように2008年は氷点下の月が6ヶ月近く続く、乱高下した長い冬を過ごしています。
春は先にも述べたように4月から気温が戻り始めたとともに3週間近くに渡って雨が降ったことで湿潤な気候が戻りました。5月頭は静けさが戻ったにもかかわらず、5月20日からまた雨が降り始め、2週間で60mmの雨を記録。何もないよりはマシですが日照時間はたったの214時間でした。
6月前半には美しい開花が予測通り始まりましたが残念な事に先月の雨によってもたらされた湿度によってベト病が発生し、生産者たちは警戒を強めます。加えて6月には突如非常に涼しい気温が満開を迎えたブドウ畑を襲いました。
7月は豊富な日照量と25〜30℃と理想的な暑さによって穏やかな2週間を過ごしますが残念な事に、最終的には駆除されましたがまだこの頃にはベト病が存在しており、またシャルドネではウドンコ病があちこちで出現しています。
8月も日照時間はたった143時間で何日かにわたって持続した雨が降った事からあまり喜ばしいものではありませんでしたが、寒い日はなくベト病も駆除されており、穏やかな気候ではありました。
ブドウは9月上旬に暑く乾燥したシーズンを送った事から完璧な成熟を迎え、健康な状態で9月15日から収穫されています。