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シャンパーニュ地方 (2005)

模範的な生産者にとって非常に過酷で難しい2つのヴィンテージの後、シャンパーニュ地方も同様に非常に偉大な品質のワインが出来ており、多くのメゾンは記憶に残る成功を収めました。2004年のシャンパーニュ地方の秋は9月終わりに16℃を記録する穏やかな天候で、11月に掛けて緩やかに気温は下がります。 それとは反対に12月は非常に寒さの厳しい月になり、12月28日からは降雪、積雪を記録。12月の降水量は32.8mmで1月〜3月の最低平均気温は1.3℃でした。

この非常に寒い冬は多くの霜が下りた春まで延長した為、春は理想的な天候ではなくむしろ最終的には湿潤でした。とりわけ4月〜6月に掛けて例年よりも涼しく、雨も記録されています(4月62mm,5月50mm)。
そのためシャンパーニュ地方の2005年春の日照量は全国平均を下回りました。

夏は7月には81mmの降水量を記録する程雨が多く、複雑な環境。更に7月〜9月に掛けての平均気温は18℃を上回る事がありませんでした。7月は暑くも湿潤な環境で8月中旬にはこの影響も受けて灰色カビ病が発生しますが、幸いな事に夜は涼しかった事から蔓延は防がれます。
またコート・デ・バールではベト病の攻撃があった事にも注意が必要です。
9月の始めは雨が降り、涼しかった事からブドウの成熟は阻害されましたが、幸いな事に第2週からは太陽が戻ってきたおかげで9月9日から10日にかけて健康かつ優れた成熟度をもったブドウが最初に収穫されました。 シャルドネは特に傑出した成熟を果たしている為、ブラン・ド・ブランは非常に美しく純度の高い、傑出したフィネスを有しています。

[参照元: www.vin-vigne.com]