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2001年のジュラ地方は畑の管理が難しかったヴィンテージでしたが多くのドメーヌがシャルドネ、サヴァニャンといった白ブドウ品種で成功を収めた年になった為、あまり難しい年だったと言う記憶は残っていません。
コート・デュ・ジュラとアルボワの赤ワインは瓶詰め後数年以内に飲むのが好まれるワインが出来ています。白ワインでの成功とは反対に2001年ヴィンテージは偉大なシャトー・シャロンやヴァン・ジョーヌを生産するのに最適なコンディションであったとは言えません。
実際、生産者たちは成熟の見込みを立てた時ヴァン・ジョーヌを造るにはアンバランス過ぎると気づきます。それはヴァン・ジョーヌを造るのに必要な潜在アルコール度数12℃に届かない11℃程の成熟しか見込めなかった為です。
この生育バランスの悪さは雨が多く雹が降る等、日照量が少ない複雑な天候から引き起こされました。
冬は日照量が少なく雨が多い(+445mm)季節に。春も引き続き雨が多く(+340mm)病害の発生に理想的な環境でしたがブドウの樹に好ましい気温を記録しています。
夏も雨が多く(+370mm)涼しい気候と厳しい環境でしたがサヴァニャン、シャルドネではとても良いワインが出来あがり、コート・デュ・ジュラ、アルボワでは成功を収めた年になっています。