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2007年ヴィンテージはブドウに害をなすベト病やそれによる収量の激減を除いて2006年と同列の難しい年になりました。ベト病は年間を通して雨が多く湿潤な気候(+1230mm)のおかげで繁殖します。
もし2006年ヴィンテージに白ブドウ品種シャルドネ、サヴァニャンをうまく造れたのならば2007年のピノ・ノワール、プールサール、トゥルソーといった黒ブドウ品種もその素晴らしい仕事のおかげで自らの名誉を守る事が出来るでしょう。
実際生産者たちは称賛に値する、熟成にも耐えられる優れた赤ワインを生産しました。
2007年の気候条件を予測した時、この年は寒さと雨の多さに印象づけられます。冬は穏やかながら降水量が多く、続く春も日照量が乏しい上、冬の雨によって湿潤な気候になりました。
夏になっても春を下回る日照量に雨が続いた事からベト病が発生するなど難しい季節になり、白ブドウ品種は成熟するのに苦労しました。一方でこの悪天候の中、黒ブドウ品種は生産者たちの手助けもあって奮闘しています。