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南西地方 (2001)

2000年が南西地方の赤ワインにとって例外的なヴィンテージだったならば、2001年は辛口白ワインにおいては紛れもなく例外的な、甘口白ワインにおいては最高のヴィンテージとなりました。ジュランソン、モンバジャックの素晴らしいヴィンテージとも言えます。

ベルジュラック地区の赤ワインは一年間を通して快適な日照量を得る事が出来たにも関わらず、湿度にかなり苦しめられました。この湿潤な環境から灰色カビ病が蔓延していますが収穫の際に選果が行われているため、質の高いワインが出来ています。

ガイヤックを含むトゥールーズ地区ではほんの少しだけ赤ワインより辛口白ワインが上回ります。黒ブドウ品種は北の産地に比べて雨の少ない影響を受けた一方、ガイヤックのモーザックでは素晴らしい白ワインを生産するのに理想的でした。 カオールでは例年よりも降水量が多く夏の間マルベックのブドウ畑に降った影響を受けていますが、マディランは素晴らしい出来となっています。

ジュランソンのブドウ畑ではプティ・マンサン、グロ・マンサンに貴腐が発生する最適な環境で完璧なバランスと偉大なフィネスを兼ね備えたワイン造りが行われました。2001年は南西地方の歴史的なヴィンテージと言えます。

[参照元: www.vin-vigne.com]