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2006年ヴィンテージ、南西地方では成功を収め、とりわけこの年の勝者は辛口と甘口白ワインとなりました。この年南西地方では大規模なブドウの引き抜きが始まった事に注意が必要で生産量は18万リットルを記録しています。
ベルジュラック地区の白ワインは素晴らしく、赤ワインは良い出来ながらも白ワインを下回ります。反対にカオールは窮地をうまく切り抜け、フルーティーな若飲みワインに、マディランもバランスの取れた赤ワインが造られていますが前述したように2006年は白ワインの年となっています。
全般的に2006年ベルジュラック地区の赤ワインは酸味のバランスを取るのに苦しめられました。
南西地方の気候条件に戻って話しますと、冬は日照量が少なく2月にはマイナス7.9℃を記録し寒さのピークを迎えます。
春は穏やかでブドウの成長は緩やかに進み、夏も日照量が少なく雨の季節となりました。カオールは平均降水量程の雨が8月に降っており、ジュランソンは近隣の畑よりは雨の影響から免れています。