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2004年の南西地方は他のフランスの地方同様古典的な気候条件に戻った年になりました。このバランスの良い気候はワインに反映されています。いくつかのワインは偉大なものに、他のものはそれよりは希薄です。
2004年ヴィンテージは前年の旱魃を埋め合わせる程の雨が降っており、ワインのクオリティは全体的に高い品質を持っていますが慎重に選別しなければなりません。
灼熱だった2003年の次の年ベルジュラック地区の秋と冬はマイナス7℃あたりを記録する等寒く、一年を通してとりわけ冬と夏には雨が多かったです。
ベルジュラックの赤ワインは非常に美しい一方で甘口ワインに関してはジュランソンの方が上回ります。モンバジャックとソーシニャンは少しオフヴィンテージと言えるでしょう。2004年ヴィンテージは2003年を上回る事も珍しくないヴィンテージとなりました。
カオール、マディラン、トゥルーズでも美しいワインが生産されました。冬は200mmと平均降水量並で日照量も豊富なシーズンに。
春も暖かく雨が多いシーズンが続いたことからブドウの生育サイクルは早まります。雨が多かった事から夏も水分ストレスに悩まされる事なく、エレガントかつストラクチャーのしっかりしたワインが出来上がっていますが、一部には希薄なものもある事を注意しておかなければなりません。
ジュランソンの気候は偉大な甘口ワインの生産にはすこしばかりトリッキーな天候でした。しかし厳重な選果を行った生産者は成功を収めています。ワインは高い品質とフレッシュ感のあるものになりました。