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ブルゴーニュ地方 (2001)

2001年はブルゴーニュ全体、コート・ド・ニュイではとても良いヴィンテージになりました。コート・ド・ボーヌの白の出来も良く、偉大なヴィンテージとも考えられています。

シャブリ地区も良い出来と言えますが、生産者にとっては不安定な気候に悩まされた大変な年とも言えます。実際、冬の寒さから例年に比べてブドウの開花が遅く、ゆっくりと成熟に向かうとの報告に生産者たちは満足すべきでした。 春は快晴の日が多く古典的とも言える恵まれた気候でしたが、それに反して夏は涼しく、嵐がブドウ畑を襲うなど管理が非常に難しい季節となります。唯一8月だけが暖かくブドウの成熟に好ましい環境となりました。収穫は10月初頭から始められ、プルミエ・クリュとグラン・クリュでは良い結果を得ています。

コート・ド・ニュイ地区では、先にも述べたように良いヴィンテージとなりましたが、その中で特にヴォーヌ・ロマネとジュヴレ・シャンベルタンの出来は優れています。2001年は2000年、1999年に比べて、発芽が遅いという特徴がありました。 春の天候は5月に見られるようにブドウにとって快適な天候になりましたが、それに反して夏はシャブリ地区のように例年に比べて涼しく、嵐や灰色カビ病の発生などが見られます。 8月は暖かく、場所によっては38度を記録するなどの温暖な気候でしたが、嵐が発生した事によりいくつかの区画に被害が発生。このような困難な状況にも関わらず、9月20日あたりから収穫が行われ、不安定な気候に対応したブドウは果皮が厚く、美しいローブをまとった優れたワインが出来ました。

コート・ド・ボーヌの白ワインにとっては疑う余地もなく優れたヴィンテージです。開花はやはり2000年、1999年に比べて遅く、夏の過酷な天候はベト病や雹を降らせますが、適応能力の高いシャルドネに影響はありませんでした。 それでも多くのドメーヌで収穫量の一部は雹害によって減少した事は注意しなければなりません。雹害を免れたブドウはとても良い健康かつ素晴らしい状態で収穫する事が出来ました。

コート・シャロネーズでも同様に偉大なヴィンテージとなりました。マコンのいくつかのドメーヌでは2001年は傑出した年であると考えられています。

[参照元: www.vin-vigne.com]